このページの本文へ

予想実売価格は3780円前後と比較的リーズナブル

iPhoneやiPadの音楽アプリを触れずにコントロールする「iRing」

2014年05月08日 15時04分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

画面に触れずに各種音楽アプリを手の動きでコントロールできるiPhone/iPad/iPod touch対応モーションコントローラー「iRing」

 IK Multimediaは5月8日、画面に触れることなく各種音楽アプリを手の動きでコントロールできるiPhone/iPad/iPod touch対応モーションコントローラー「iRing」の出荷を開始した。価格はオープンで、市場予想価格は3780円前後としている。

 iRingでは、パターン認識アルゴリズムを備えたアプリがリングの位置および動きを3次元のXYZ(縦/横/距離)軸上で捉え、MIDI信号に変換することで、専用アプリや既存のVirtual MIDI対応アプリのエフェクトを直接操作できるという。各リング型コントローラーは、2面のパターン認識用の印と、指の間に挟んで装着できるリングホルダーで構成されている。iRingの片面には直列に並んだドット、反対の面には三角に並んだドットが印字されており、このドットをiPhone、iPad、iPod touchのカメラの上にかざすことで、アプリがその位置および動きを3次元のXYZ軸上で認識する。

専用アプリのイメージ

 専用アプリ「iRing FX/Controller」は、iRingのXYZ軸の動きそれぞれにコントロール・チェンジ、ノート(スケール指定可能)、プログラム・チェンジ、ピッチベンド、アフタータッチなどをアサインし、合計6つのMIDIパラメーターを2本の手でコントロールできる。合わせて、iRingを手のひらで隠す/表示する、回転させる、パンチする、カメラ認識エリアの上下左右から外すといったジェスチャーにも、上記MIDIメッセージおよびMMC(プレイ/ストップ)、MIDI System Realtime(スタート/ストップ/コンティニュー)をアサイン可能だ。信号はiRig MIDIなどのMIDIインターフェースから出力できる他、Virtual MIDI対応のiOSアプリを直接コントロールすることができるという。iRing FX/Controllerを起動したiPhone、iPadとMacを同一のWi-Fiに接続すれば、Macのソフトウェアをコントロールすることも可能。

 「iRing Music Maker」アプリを使えば、グルーブ、メロディー、エフェクトを組み合わせられ、iRingを装着した手を動かしてキック、ドラム、パーカッション、べースなどのループ、シンセサイザー、エフェクトを操作できる。「iRing FX/Controller」には、ディレイ、スタッター、フェイザー、フランジャー、コンプレッサー、ファズ、リバーブ、オートワウ、クラッシュ、ツイスト・アップ&ダウン、ブレイク、スピン、テイルなどのエフェクトが16種類用意されている。iOS 7のInter-App AudioおよびAudiobusにも対応する。

■関連サイト

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中