才色兼備な高機能15型ノート「AH77/M」徹底検証! 第2回
デスクトップ並みの高スペック
クアッドコアCPU搭載「LIFEBOOK AH77/M」のマシンパワーを検証する (3/3)
2014年05月02日 11時00分更新
「LIFEBOOK AH77/M」の性能をベンチマークでチェック
次に「LIFEBOOK AH77/M」のベンチマーク結果をご覧いただこう。WindowsエクスペリエンスインデックスではCPUの処理能力を表わす「プロセッサ」が「7.8」、メモリーのアクセス性能を表わす「メモリ」が「7.8」、デスクトップの描画能力を表わす「グラフィックス」が「5.9」、ゲームプレー時の3D描画性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」が「5.6」、ストレージのアクセス性能を表わす「プライマリハードディスク」が「5.9」という結果となった。
「LIFEBOOK AH77/M」のWindowsエクスペリエンスインデックス | |
---|---|
プロセッサ | 7.8 |
メモリ | 7.8 |
グラフィックス | 5.9 |
ゲーム用グラフィックス | 5.6 |
プライマリハードディスク | 5.9 |
CPUとメモリーについては、さすがに高いスコアが出てている。グラフィックス性能についても内蔵GPUを使用していることを考えると妥当な数値だろう。3Dゲームを高画質&高解像度でプレーするのでなければ問題ないレベルだ。だがストレージのスコアが低めなのがやや気になる。「5.9」というスコアはHDDの実質的な最高スコアではあるが、SSDやハイブリッドHDDほどのアクセス速度は見込めない。そのぶん容量が多いことを考えればやむを得ないといえる。
だが「CrystalDiskMark」でストレージのアクセス速度を計測してみたところ、シーケンシャルリードとライトでそれぞれ110MB/秒前後と悪くない結果だった。ランダムアクセスは特別高速というわけではないが、通常のHDDでこのスコアならストレスを感じる場面は少ないと思われる。CPUの性能を計測する「CINEBENCH」でもノートとしてはかなり高めの結果となった。
マシンの総合的な性能を計測するベンチマークを試してみたところ、「PCMark 8」では「2808」、「PCMark 7」では「3183」、「PCMark Vantage」では「7781」という結果だった。クアッドコアCPUと8GBメモリーの組み合わせにしてはスコアが低い気がするが、おそらくストレージにHDDを採用していることが主な原因だろう。ストレージ性能があまり影響しないテストの結果を見てみると非常に高いスコアが出ている。
最後にバッテリー駆動時間のテスト結果を紹介しよう。下記の条件のもと、「BBench」で10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効にしてテストを実施したところ、開始から4時間23分でバッテリー残量が5%に達し休止状態へ移行した。カタログ上では約7.3時間の駆動が可能とされているが、この数値は特殊な条件のもとで計測した結果であり他機種と比べるための目安でしかない。実際の利用に則した条件で、かつデスクノートであることを考えれば十分なスタミナだと言えるだろう。サイズや重量的に持ち歩きには向かないが、自宅や会社内で移動して使うには問題ない。
バッテリー駆動時間の計測条件
- ・Windows 8.1の電源プランを「省電力」に変更
- ・液晶ディスプレーの明るさを40%に変更
- ・無線LANはオン、Bluetoothはオフ
- ・ボリュームは50%に設定
- ・画面の明るさの自動調整機能を無効化
ストレージではHDDでもパフォーマンスは高い
今回はCPUやメモリー関連のテストでは優れた結果が出ているが、ストレージにHDDを採用していることもあって一部のベンチマークでスコアが伸び悩む結果となった。だが実際に利用してみるとアクセス速度が遅いとは感じられず、全体的に軽快に動作していたと思う。SSDほどではないが、Windows 8.1やアプリの起動時間もそこそこ高速だ。1TBの大容量ストレージを使えることを考えれば、納得できるパフォーマンスであると言える。
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