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広色域モデルで色彩豊かに

声でサクっと番組検索、4KビエラAX800の心地よい操作感

2014年04月14日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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ヘキサクロマドライブと広色域パネルでより進化した高画質

 そして新しい4Kビエラ、AX800シリーズのもうひとつの特徴は、やはり高画質である。

 広色域を持つ新しい液晶パネルの採用と「HEXA CHROMA DRIVE」(ヘキサクロマドライブ)と名付けられた新しい映像処理エンジンの採用によって、低輝度での色の忠実性、自発光型のプラズマパネルに迫る黒の締りと豊かな暗部階調性を確保している。

ヘキサクロマドライブによる鮮やかな色再現がAX800シリーズの特徴

 まず液晶パネルの色域に関しては、 DCI比(Digital Cinema Initiativesが定めた、デジタルシネマの要求仕様との比較)で約98%をカバー。81%だった昨年モデルWT600から大きく進化した。これは現在国内で販売されている4Kテレビの中でもトップクラスの性能と言える。

 AX800ではカラーリマスターという色域を復元する処理も入れており、ハイビジョン放送などで制限された色もより鮮やかに再現できる。

 またHEXA CHROMA DRIVEという言葉が示すように、6軸(RGBに加え、補色のCMY)での色座標補正を取り入れている。これは輝度に応じて色の感じ方が異なる人間の目の特性を考慮し、色を補正する仕組みだ。これにより色域の狭まる暗部でもバランスが取れ、忠実な発色ができるようになるという。

 暗部階調に関しては、エリアごとにLEDバックライトをコントロールする「ローカルディミング」で白浮きのない、締った黒を表現するとともに、暗部と明部のガンマ値を別個に調整することで、階調性を維持できるようにしている。

 もちろん現在主流の2K映像の画質にも配慮。超解像技術の4Kファインリマスターエンジンは、12万パターンのデーターベースとソースを照合し映像を補間する処理(データベース超解像)に加え、再構成型と呼ばれる周囲の画素の情報から映像のディティールを描きなおす処理(ファイン・ディティール超解像)という2種類の方法を組み合わせて、立体的で説得力のある映像を描き出している。

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