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ノートPCを超えるタブレット、アンドロイドがシェア67%

2013年07月30日 15時59分更新

文● 加藤宏之(HEW)/アスキークラウド

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 PCの主流がデスクトップPCではなくノートPCとなってから久しいが、次なる時代はノートPCからタブレットへ。
 米調査会社のNPDディスプレイ・サーチ(NPD DisplaySearch)が現地時間29日に発表したレポートによると、ノートPC(ウルトラスリムPC含む)とタブレットPCの世界出荷台数を比較した場合、2012年まではノートPCの台数がタブレットPCよりも多いが、翌13年にはタブレットがノートPCを逆転し、14年にはタブレットPCの台数が3億6400万台で、ノートPCが1億7600万台。なんと、タブレットPCがノートPCの倍になると予測している。

 今後、タブレットPCの主流となるモデルは、画面サイズが9インチ未満のものとなる。画面サイズの大小で世界出荷台数を見た場合、12年は9インチ以上のモデルが多いものの、翌13年には9インチ未満の小さいモデルがシェア59%で逆転し、15年には63%を占めると予想する。

 別の米調査会社ストラテジー・アナリスティクス(Strategy Analytics)が現地時間29日に発表した調査結果では、タブレットPCのOS別市場動向が明らかとなっている。13年4~6月期の世界タブレットPC出荷台数は、アンドロイドは前年同期の1850万台から3460万台へ約87%増加し、市場シェアも51.4%から67%へ16.6ポイントも広げた。

 かたやiOS(アイパッド)は1700万台から1460万台へ約14%減少し、市場シェアも47.2%から28.3%へ18.9ポイントも縮小してしまった。今や世界のモバイル端末は9インチ未満のアンドロイド搭載タブレットPCが主流となっている。

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ノートPC・ウルトラスリムPC・タブレットPCの世界出荷位台数の推移(NPDディスプレイ・サーチより)

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2013年4~6月期の世界タブレット出荷台数OS別比較(ストラテジー・アナリスティクスより)

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