パナソニックと富士通は4月26日、「食」や「健康」をキーワードに異業種と連携し、顧客への新しい価値創出を目指す共同実証実験を開始すると発表した。
同実証実験では、パナソニックのスマート家電の情報と、富士通のクラウド技術など各社の強みを活かし、実証実験で得られた知見を基に、付加価値の創出と新サービス事業に向けた企画・検討を行う。期間は2014年3月まで。
実証実験の内容としては、モニター(パナソニック社員)が利用したスマート家電の情報を富士通のクラウド技術で分析し、異業種・業界のパートナー企業とともに、新サービス事業に向けた企画検討を行う。例えば「食」の場合は、食品の消費行動分析やライフスタイル分析を通して、家電利用者に対して最適なレシピや食関連の健康情報、お買い得情報の提供サービスなどを食品業界の企業と提携・検討する。
今後は実証実験の結果を踏まえ、異業種・業界のパートナーも含めたサービス創出と、その具体化を図るとしている。