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基本性能、グラフィック能力、ゲームプレー性能を試す

「NEXTGEAR-ONE」を6つのベンチマークで徹底検証!

文●貝塚 怜/ASCII.jp編集部

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「FF14」ベンチで試す! ゲーム性能

 最後に、ゲームソフトベンチマークの結果を見ていこう。今回は、数あるゲームベンチマークの中から人気ネットゲーム、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編」をチョイス。およそ2ヶ月前に公開された最新のベンチマークソフトだ。

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編」

 結果はフルHD解像度(1920×1080ドット)で5213の「とても快適」という評価に。このベンチマークテストは全部で8段階の評価が用意されており、「とても快適」は上から2番目に位置する。7000以上の「非常に快適」には届かなかったものの、本機に搭載されるGTX 670MXが元々ノートPC用のGPUということを考えれば大健闘だ。

パフォーマンスと省エネの両立

 ちなみに、このNEXTGEAR-ONEにはグラフィックの負荷に応じて自動的にCPU内蔵グラフィックスとGPUを切り替える「NVIDIA Optimus テクノロジ」が採用されている。普段はCPU内蔵グラフィックスの使用で消費電力を抑え、高いグラフィック性能が要求される作業ではGPUに切り替えることにより高いパフォーマンスを発揮するというものだ。特に設定をしなければ切り替えは自動でされ、ユーザー側では何もする必要がないという。

 Windows エクスペリエンスインデックスの「グラフィックス」が低スコアだったのもこのためで、表れた数値はIntel HD Graphics 4000のもの。なお、今回のテストでは「3DMark 11」「3DMark」「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編」は全てGTX 670MXのみの能力で測定し、それ以外は特に設定をせずに測定した。

 「最強ゲーミングPC!」と言えるほどのハイスコアは出ず、健闘した部分も奮わなかった部分も見られた今回のベンチテストだが、個人的にはやはりNEXTGEAR-ONEの性能はゲーミングPCに他ならないと感じられた。更なるパフォーマンスを望むなら、上位のCPUを採用し、大容量メモリーを搭載するゴールドモデルやプラチナモデルもおすすめだ。

 さて、外観・使い勝手、ベンチマークテストと2回に渡ってお送りしたNEXTGEAR-ONEのレビューだが、来週の最終回ではゲームプレー時の使用感、そして編集部イチオシの面白い使い方を紹介していきたいと思う。シンプルでスタイリッシュな筐体に秘められたポテンシャルとは……!?



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