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現時点ではFOMA端末では使えない点に注意が必要

1日30MB速度解除されるOCNの月980円SIMを使った

2013年04月14日 15時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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 NTTコミュニケーションズが発表した新しいタイプのLTE対応格安データ通信SIM「OCN モバイル エントリーd LTE 980」。ドコモのXi/FOMA網をMVNOで利用しているという点では、他の格安データ通信SIMと同様だが、月980円という料金にも関わらず、1日30MBまでは速度制限がかからずに、LTEの通信が利用できるという点が最大の魅力だ。

 月1000円以下の格安データ通信SIMについては、本記事に詳しいが、以下の表のように同価格帯の他のSIMと比較した際に、そのお得さが伝わってくるだろう。筆者も発表当日にAmazon.co.jpで注文したが、microSIM版はすでに品切れ。再入荷分で発送されたので簡単にテストした。

  OCN モバイル エントリー d LTE 980 b-mobile スマートSIM 月額定額980 IIJmio ミニマムスタートプラン BB.exciteモバイルLTE 0Mコース DTI Servers
Man SIM 3G 100
楽天ブロードバンド LTE 980円エントリープラン
ネットワーク Xi/FOMA Xi/FOMA Xi/FOMA Xi/FOMA FOMA Xi/FOMA
通信速度 100kbps
(1日30MBまで制限解除)
150kbps 200kbps 200kbps 100kbps 100kbps
(200MBまで制限解除)
月額料金 980円 980円 945円 787円 490円 980円
初期費用 3150円 3150円 3150円 4410円 3150円 3150円※
SIMサイズ 標準
/microSIM
標準
/microSIM
標準
/microSIM
/nanoSIM
標準
/microSIM
/nanoSIM
標準
/microSIM
標準
/microSIM
制限解除
オプション
なし 525円
/100MB
1800円
/500MB
525円
/100MB
525円
/100MB
945円
/200MB
263円
/100MB
525円
/100MB
最低
利用期間
なし なし 2ヵ月 2ヵ月 なし 1ヵ月

※4月30日までのキャンペーン価格

3GのみのFOMA端末では現時点では利用できず!
今後対応予定とのこと

【4月22日追加】
OCNは、現在のSIMはそのままで3G端末でも5月23日から利用可能になると発表している。

 テスト結果の前に本SIMで注意すべき要素を1つ。それは「現時点ではFOMA端末では利用できない」点だ。ドコモMVNOのデータ通信SIMを使うのに、最も手軽な方法がドコモのスマートフォン/データ通信端末の流用だが、このSIMで利用できるのはXi対応端末だけだ(Xi端末であればFOMAエリアでも利用可能)。他のSIMではこのような制限はあまり見られないため、買い換えで余った古いスマホなどで使おうと考えている人は注意してほしい。

Amazon.co.jpで購入したパッケージの中に、おなじみのドコモのSIMが(パッケージの代金である3150円は初期手数料相当)。このあとウェブ上で料金支払い用のクレジットカードの登録などが必要となる。
FOMA端末には対応していないという記述が。同種のSIMでこのような制限があった例は見られなかっただけに残念だ

 なお、ネット上ではこの点についての不満が多く見られ、OCN側も時期未定ながら、「3G端末でもご利用いただけるように検討を進めております」と告知している。FOMA端末(や3GのみのSIMフリー端末)で利用を考えている人は対応後にあらためて検討するといいだろう。

FOMA端末へは今後の対応に期待

1日30MBまでなら、やはり高速
制限後の100kbpsの速度をどう判断するか……

 さて、スピードテストの結果は以下のとおり。比較対象は、通常のXi契約SIMと、IIJmio「ミニマムスタートプラン」(最大200kbps、月980円)。場所は編集部のある飯田橋で、時間は土曜22時前後(人出は比較的少ない)。

 テストに用いたのは「Optiums LTE L-01D」で、Xiのアンテナ表示は4本中4本。3回計測の平均値を求めているが、OCNのSIMは先にウェブブラウザーテストなどをしてからだったせいか、Speedtest.netの2度目のテスト後に速度規制がかかった。

  Speedtest.net(飯田橋) ブラウザー(ASCII.jpトップを表示)
下り 上り
OCN 制限前 8932kbps 3330kbps 約10秒
制限後 115kbps 136kbps 約38秒
ドコモ Xi 13479kbps 3644kbps 約10秒
IIJmio 241kbps 303kbps 約17秒

 制限がかかるまえのOCNは9Mbps弱。ドコモSIMとは若干差があるように見えるが、テストのタイミングの可能性もあり、これだけでは判断がつかない。ウェブブラウザーでのテスト結果は大きな差が無かった。1日30MBの範囲であれば、(少なくとも現時点では)LTEならではのスピードを体感できそうだ。

OCN SIMでのテストの一例。制限がない状態ではLTEらしい速度が出た
通常のXi契約のSIM(左)とIIJmioのSIM(右)での例。200kbpsのIIJmioはさすがに速いとは言いがたいが、実用性を考えるとバランスの良さをあらためて感じた

 速度制限がかかった後の100kbpsでは、さすがに遅さを感じる。実測では200kbpsオーバーの数字も出たIIJmioとは、実用上は数字以上に差がある印象。特にPC向けウェブサイトを見る場合、IIJmioは多少の我慢すればまずまず使えるレベルだが、OCNは「これはちょっとキツイ……」というのが正直な感想だ。ただ、どちらもLTEエリア内で使う分にはレスポンスはよく、SNSの新着確認では問題なく使えそうだ。

 常にそこそこ使えるIIJmioと、1日30MBまではLTEの高速通信を満喫できるが、そのあとは100kbpsになるOCN。単純な比較は難しい。あとは各自の使い方で判断するしかないだろう。


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