2011年の720万台から、昨年は1億2830万台と世界で出荷台数を大幅に伸ばしているタブレット端末。今年も昨年以上の出荷が予想され、その人気はとどまる気配がない。そんな中、日本での「iPad mini」人気を示すデータが公開された。
一太郎やATOKで知られるジャストシステムがが運営するセルフ型アンケート「Fastask 」では、「モバイル&ソーシャルメディア」に関する調査を実施。全国の15歳から69歳の男女1100名を対象にタブレット型PCの購入意向を聞いたところ、全体の15.9%が「所有している」と回答した。また、7.5%が「購入する予定」と答え、「購入について検討しようと思う」は25.5%にのぼった。全体の49%と約半数が、すでに所有するか、購入意向があることがわかる。
次に、タブレットを「購入予定」「購入検討中」と答えた人に、7インチサイズのタブレットについて聞いた。「iPad mini」「Nexus 7」「Kindle Fire HD」「GALAXY Tab 7.7」「AQUOS PAD」それぞれについて購入意向を尋ねたところ、いずれの機種も前月よりも購入意向が上昇。依然7インチサイズのタブレットへの関心は高まっていることがわかる。その中でも、最も人気を集めたのは「iPad mini」。他の端末の購入意向が30%前後なのに対し、実に約62%の人が「購入予定」もしくは「購入を検討」と答えている。
今年のタブレット世界市場においては、出荷台数ベースでAndroid端末がiOS端末を逆転する見通しという米調査会社IDCの発表もある。しかし、日本においては「iPad mini」の人気の高さが際立つという興味深い結果となった。