大日本印刷は3月1日、スーパーなどに設置したNFC（近距離無線通信）電子棚札に、NFC対応のスマートフォンをかざすことで買い物ができるシステム「NFC SMARTSHOPPING」を開発したと発表した。
「NFC SMARTSHOPPING」は、スーパーの売り場で商品をショッピングカートに入れる際に、商品の前に設置されたNFC電子棚札にスマートフォンをかざすことで、アプリ内の仮想ショッピングカートに商品購入の情報が登録されるサービス。会計の際は、専用カウンターのNFCリーダーライター端末にスマートフォンをかざして予め登録した購入商品のデータを送信するだけで、レジ待ちすることなくスマートフォンによる決済が完了する。
同システムは「モバイルWallet」の新機能として提供するもの。「モバイルWallet」サービスは、決済やクーポン、ポイント授受などのサービスを一元管理し、購買履歴などから利用者の属性を把握できる。また、購買履歴を分析し、個々の属性に合わせた情報提供による来店促進など、流通業界向けのO2Oサービスの実現が可能となる。
