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スタミナ重視の冬スマホ6機種 バッテリーの持ちをテスト!

2012年12月23日 12時00分更新

文● 小林誠、ASCII.jp編集部

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今回は初期設定状態で省エネ設定をオフに
スタミナテストを実施した

 今回テストは2回に分けている。本記事では省エネ設定を有効にしないまま、ほぼ初期設定の状態で使う「通常時」のものだ。次回は「省エネ設定時」の結果を掲載予定である。ただし初期設定でバッテリー残量に合わせて、自動で省エネ設定が有効になる機種もあり、その設定を変更して止めることはしていない。また画面の明るさも機種によって異なる。

初期状態のため、画面の明るさも若干異なる

 なお、ARROWS Vは水平時に自動でスリープに入る機能があるため、これはオフにしている。

 今回のテストは6種類だ。「画面消灯で待機2時間」「YouTube再生2時間」「同10時間」「音楽再生2時間」「ブラウザーの自動リロード2時間」「テザリング2時間」だ。バッテリーは満充電から開始し、消費経過はアプリの「Battery Mix」を使用してチェックしている。

画面消灯でGmail同期だけなら
2時間経過でも5機種のバッテリーはほぼ減らない

 まずは画面消灯状態で2時間放置するテストから実施した。通信状態が各社バラバラなので、今回は無線LANに接続し、GPS、Bluetoothはオフ、他の初期設定はそのままだ。ただしGmailとTwitterを使用している(以降のテストも同様)。Gmailは常に同期、Twitterは1時間ごとに更新だ。

  GALAYX Note II ARROWS V AQUOS PHONE ZETA HTC J butterfly DIGNO S RAZR M
消灯状態で
2時間放置
98% 89% 98% 100% 98% 100%

 結果、HTC J butterflyとRAZR Mは2時間経過しても、残量が100%のままだった。ARROWS V以外も2%の消費で済んでいる。使わないときは画面を消して置いておけば、バッテリーの消費は小さいようだ。ただしARROWS Vだけは89%になった。数値の表示の問題か、搭載アプリの問題かは不明だが、やや減りが大きい。また、夏モデルでは発熱が気になった機種だが、今回も他機種と比べれば若干温かい。ただ夏モデルの頃よりは気にならない印象ではある。

YouTube再生ではAQUOS PHONE ZETAが強い
ARROWS Vも自動の省エネ設定で長時間再生できた

 続いてYouTubeの再生。2時間の動画(ゲームプレイ動画)を再生した場合と、10時間の動画(アニメ動画)を再生した場合を見てみた。引き続きほぼ初期設定のままだが、イヤホンを接続している。

 これも無線LAN接続だが、若干動画が途切れることがあり、筆者がその対応に遅れる場合もあった。とりあえず続きから再生させてテストは終わらせたが、各機種テストの終了時間がバラバラになっている。そこでBattery Mixの電池消費経過をチェックし、YouTubeが中断していたと思われる時間を差し引き、また電池消費の傾向から推測した再生可能時間を掲載している。

  GALAYX Note II ARROWS V AQUOS PHONE ZETA HTC J butterfly DIGNO S RAZR M
YouTubeで
2時間再生
82% 64% 77% 71% 81% 84%

 その結果、まず2時間の再生テストではRAZR M、GALAXY Note II、DIGNO Sが80%台をキープして抜きん出た。ARROWS Vは64%まで消費が進んだ。

 ところがさらに10時間の再生を行うと、また違った結果になってくる。こちらは前述の問題により、結果がややアバウトになるが、GALAZXY Note II、HTC J butterflyが8~9時間程度。他の4機種は10時間再生してもバッテリーが残る計算だ。ただしその中でもAQUOS PHONE ZETAのバッテリーの持ちがよく、消費経過をみると動画を延々と再生し続けても13時間ほど再生できそうだ。

  GALAYX Note II ARROWS V AQUOS PHONE ZETA HTC J butterfly DIGNO S RAZR M
YouTubeでの
再生時間を推定
約8時間 約10時間45分 約13時間 約9時間 約12時間30分 約12時間30分

 AQUOS PHONE ZETAの場合、長時間使うことでスタミナを実感できる機種のようだ。ARROWS Vは電池残量が40%になると自動的に省エネ設定が有効になるため、それでスタミナが伸びたようだ。実際の利用シーンではうまくこの省エネ設定を活用したい。

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