量産の暁には連邦軍などあっという間……かな?
鍋用!! ズゴックとうふ
続いて、「鍋用!! ズゴックとうふ」を見てみよう。さすがは量産機にこだわる鳥越社長だ。新作にもジオンの量産型モビルスーツを投入してきた。ザク、ズゴックときたら、次はゲルググだろうか? いやドムもあったか。と、勝手に次回作を期待しつつ、水陸両用の傑作機をビニール袋からロールアウトさせた。
袋から出てきたのは豆腐だけではない。初回特典として「ズゴック・クロー・フォーク」が同梱されている。これはズゴックの腕をイメージしたフォークで、クロー部分を台座にして自立するスグレモノ。数量限定なので、マニアならこの特典が付いているうちに製品をゲットしておきたいところだ。
大きさはザクとうふとほぼ同じだが、重量はザクとうふより30g少ない170g。鍋用ということで、煮崩れしにくい豆腐を採用しており、昆布風味の味付けがされている。先のバニラテイストとは違い、味付けは薄めで、豆腐本来の味を楽しめるようになっている。
では最後に、編集部で食した感想を列記しよう。
「普通の豆腐だね」
「普通……」
「何の抵抗もなく食べられる」
「昆布の味する? 普通の豆腐だよね」
「ただの豆腐だべ、これ」
「で、何味なんです? まさかズゴックが普通の味ってことはないですよね?」
「汁に沈んでるズゴックいいね! 冷奴だとつまらないかも」
「青くない……。ザクはちゃんと緑色だったのに」
「よかった、ミントとかソーダの味じゃなくて」
「もっと強烈な昆布味を期待していた」
「ズゴック関係なしに、普通に豆腐としておいしいじゃん」
バニラの味が強烈だったせいか、誰もが最初は恐る恐る食べていた。しかし、普通の豆腐の味だとわかると皆、猛烈に食べ始めた。一人もマズイという人はいなかったため、万人におすすめできる味だと断言できよう。
ジオン、いや相模屋食料の技術力は確実にレベルが上がっていると確信した。ジークジオン!