突起が少ないフラットデザインで、
カバンから出し入れしやすい
LIFEBOOK UH75/HNの本体重量は約1.44kg。非常に軽量とはいえないが、片手で持ち運んだり、カバンに入れて持ち運んだりする場合でも苦にならない重さだ。
実際に本体だけを手で持ってみると、薄型のボディに対してしっかりと中身が詰まっている印象を受ける。この印象のためか、カバンに入れてみると意外と軽く感じられるほどだ。撮影用のデジタルカメラと、サイフや折りたたみ傘といった身の回りのものを一緒に入れても、軽々と持ち運べる。
トップカバーと底面がともに塗装されており、突起が極端に少ないデザインであるため、バッグへの出し入れでひっかかることがない。本稿では、屋外への持ち出しはサテンシルバーモデルを使ってみたが、サテンレッドと同じくサラサラとした触感で手触りもよく、指紋やホコリの付着が気にならないあたりはモバイル向けの塗装だと感じられた。
屋外でも視認性は十分
フルフラットノングレアパネルに驚く
LIFEBOOK UH75/HN試用機を持ち出してみたのは、7月のよく晴れた日の夕刻。カンカン照りというほどではないが、14時頃に外出する気にはなれない暑さになっていた日で、16時の時点でも非常に明るい。場所は都内公園で、木陰はあるが基本的に陽光あふれる環境だ。
スマートフォンなどを使っていると、よく晴れた日ほど屋外では液晶の表示が見にくくなってしまうことがある。では、「LIFEBOOK UH」はどうなのかと試してみた。なお、試用機の液晶ディスプレーのタイプは、周囲の光の映り込みが少ない「フルフラットノングレアパネル」だ。
まず試してみたのは、天板側を太陽に向けたシチュエーションだ。この場合ある程度画面の内容を見やすいことが予想できたが、想像以上にハッキリと見ることができた。さすがノングレアパネルといったところだ。テスト時の輝度設定は最大だったのだが、実際に利用する際は省電力な設定でも使えそうだ。色の見分けもきちんとできていた。
次が、太陽をせおう形で座った場合だ。通常、液晶ディスプレーに直接光があたってかなり見づらくなるはずだが、掲載した写真を見てもらうと分かるように、十分実用レベルだった。これなら、カフェなどに入らず、公園の木陰やちょっとしたベンチを使ってサッと作業をしたいというニーズにもしっかり応えてくれるだろう。
ちなみに、片手でLIFEBOOK UH75/HNの底面を支える形で持ちながら、もう片手で撮影するという方法をとったのだが、安定感がかなり高いことに気付かされた。ディスプレー側に倒れていくような不安定さがなく、膝の上に置いて使っても文字入力しやすいだろう。