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売り場で迷わない! スマホ周辺機器の選び方 第3回

手回し充電の新機軸! ソニーの合体型ポータブルバッテリー

2012年06月04日 12時00分更新

文● 行正和義

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 震災直後に大きな需要があったものの「喉元過ぎれば~」という言葉どおりの感がある手回し充電器。量販店の店頭では在庫が余り気味である。

 とはいえ、今や必需品といってもいいぐらいのモノであり、まだ購入していないのであればきちんとした製品を持っておきたいもの。手回しで堅実な製品、というと真っ先に思い浮かぶのがソニー。同社はUSB出力で携帯電話などを充電する機能を持つ手回し充電ラジオを、震災の前から出してきた。

 そんなソニーが6月20日に投入する手回し充電器は、ラジオ機能などが付いていない単機能の充電器+リチウムイオン充電器のセット「USB出力機能付きポータブル電源 CP-A2LAKS」(予想実売価格8000円前後)だ。

分離/合体式の手回し充電バッテリー

3つのユニットで構成される「CP-A2LAKS」

3つのユニットで構成される「CP-A2LAKS」。手回し充電ユニットはハンドルがあるためやや厚みがある

 本製品はUSB電源出力端子×2の付いたリチウムイオン充電池ユニット(USB出力部)と、折り畳み式電源プラグの付いたACアダプターユニット(AC入力部)、それに手回し発電ユニット(手回し入力部)の3つで構成されている。

 充電池ユニットはACアダプターユニットや手回し発電ユニットと専用端子で“合体”して充電するしくみだ。従来の「CP-A2L」でも充電池とACアダプターは分離/合体式だったわけだが、それに手回し発電ユニットが追加されたのだ。

 なお、手回し発電ユニットのない(ACアダプターユニットは付属)パッケージ「CP-A2LA/A2LAS」も用意される。

USB給電端子は2つあるので、スマホ2台の充電も可能。給電容量は最大1Aから1.5Aに増えているため、大きめの電力を必要とする機器に対応できるほか、スマホへの充電も少し早くなる

スイッチは1個のみ。オンにすると電源ランプ(緑色)に加えて4つのLED(オレンジ)で残量がわかるようになっている

スイッチは1個のみ。電源をオンにすると電源ランプ(緑色)に加えて4つのLED(オレンジ)が点灯し、バッテリーの残量がわかるようになっている

筆者愛用の「エネループモバイルブースター」(5400mAh)と比べると、専用コネクターを使う分、やや大きいのが気になるところ

筆者愛用の「エネループモバイルブースター」(5400mAh)と比べると、専用コネクターを使う分、やや大きいのが気になるところ

 バッテリーの容量は3.7V 2000mAhリチウムイオンバッテリーセル×2を内蔵し、パッケージにはスマホ約2回分の充電が可能とうたわれている。

 ACアダプターユニットを接続しての充電時間は約5時間。手回しで充電する場合、約3分間回し続けるとスマートフォンで約1分間の通話ができ、約5分間回し続けると約1分のウェブブラウズができる、というのが目安だ。

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