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売り場で迷わない! スマホ周辺機器の選び方 ― 第5回

知っておきたい! スマホで使うBluetoothキーボード選び

2012年07月02日 12時00分更新

文● 行正和義

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スマホと同サイズのBluetoothキーボードもなかなか実用になる。なかには2000円しないものもあるので一度試してみるのも悪くないはずだ
スマホと同サイズのBluetoothキーボードもなかなか実用になる。なかには2000円しないものもあるので一度試してみるのも悪くないはずだ

 スマートフォン向けをうたうキーボードの新製品が頻繁に発売されている。スマホ売り場でも常にモバイルキーボードの類を見かける。

 スマホならばBluetooth機能はほぼ付いているので、スマホでの外部キーボードといえばBluetooth接続が一般的だ。「PCのUSBキーボードと同様に、どれを買ってもまあ問題はない」と、言いたいところだが、実際には考えなくてはならないことが結構ある。そこで今回はBluetoothキーボードの選び方について考えてみたい。

まずはスマホがHIDプロファイルに対応しているか確認

 まず、もっとも基本的な話だが、スマホのBluetooth機能が「HIDプロファイル」対応かどうかを確認しよう。HID(Human Interface Device)プロファイルはAndroidやPCにキーボードやマウスを接続するためのもので、最近のAndroid端末ならばたいてい装備している……と言いたいが、未対応の機種がまだ残っていたりするので予断を許さない。

 例えばNTTドコモのスマホのBluetooth対応プロファイルの一覧表を見るとわかるが、「PRADA phone by LG L-02D」や「MEDIAS LTE N-04D」などはBluetoothには対応しているがHIDプロファイルには対応していない。

 HID対応スマホでBluetoothキーボードを接続する場合、単にBluetoothでペアリングすればキーボードとして利用できるのだが、HID未対応な場合は「SPP」(Serial Port Profile) 接続となる。Serial Portの名前のとおり単なるシリアルデータ通信のためのものなので、別途アプリ(PC風に言えばキーボード用デバイスドライバー)やIMEをインストールする必要がある。

 インストールすればいいだけとはいえ、スマホ標準のIMEとは別にIMEを入れることからメモリーを消費する上、標準のIMEに比べると変換効率がいまいちよくないなど、なかなか苦労させられる。

 スマホがHID対応ならばほとんどのBluetoothキーボードが利用できるはずだが、そのぶん導入の際に悩むのがキーボードの形態だ。スマホと一緒に持ち歩くのだから小さいに越したことはないが、小さすぎても打ちにくいというサジ加減が微妙なところ。

筆者の「IS11T」。やはりあらかじめスライドキーボードを持つか、ケースによる一体型というのは捨てがたい魅力がある 筆者の「IS11T」。やはりあらかじめスライドキーボードを持つか、ケースによる一体型というのは捨てがたい魅力がある

 スライド式キーボードを装備するスマホ、またはスマホとほぼ同じサイズの超小型キーボードとなると両手親指を使って入力するため立ったままでも使えるという利点はあるのだが、やはり入力速度の点では“普通の”キーボードに及ばない。

 また、外付けタイプならばキーボードを持ったまま入力できると言ってもスマホ本体を置く場所が必要となり、外付けタイプであればしっかりしたケース一体型でもない限りいまひとつ利点を享受しにくい。

普通のタイピングを望むなら
小型のフルキーボード「TK-FBP013」

ストレート型の「TK-FBP013」。いたってシンプルながら日本語83キーとWindowsマシンで利用しても問題ない。ペアリング先の切り替えはファンクションキーで行なう こうして並べてみるとストレート型とはいえ、スマホと比べても実のところさほど大きいわけではない
ストレート型の「TK-FBP013」。いたってシンプルながら日本語83キーとWindowsマシンで利用しても問題ない。ペアリング先の切り替えはファンクションキーで行なうこうして並べてみるとストレート型とはいえ、スマホと比べても実のところさほど大きいわけではない

 個人的な見解ではあるが、普通にタイピングが可能なキーボードは横幅で20cm強程度がぎりぎりのサイズと言えそう。そこでまずオススメしたいのは、エレコムの「TK-FBP013」シリーズ(直販価格3990円)。横幅で221mm、奥行き99mmながら日本語83キーと各ファンクションキーや数字キーも揃った(機能重複させていない)キーボードとしては最小サイズと言えるだろう。

 TK-FBP013はキーピッチ15.6mmと、サブノートクラスのキー幅。過去の超小型ノートPCにはキーピッチ15mm以下のものもあったほどなので、それらに比べれば十分余裕あるサイズだ。

底面には単4電池×2本を収納。電源スイッチ、ペアリングボタンも底面にある。角度は一定ながら折り畳み式の脚も用意されている いざとなれば手に持って両手親指打ちもぎりぎり可能なサイズ。もちろんスマホをどこに置くかという問題が生じるので立ったままというシーンは少ないだろうが、少なくともキーボードを置く平らな場所がなくても利用できる
底面には単4電池×2本を収納。電源スイッチ、ペアリングボタンも底面にある。角度は一定ながら折り畳み式の脚も用意されているいざとなれば手に持って両手親指打ちもギリギリ可能なサイズ。もちろん、スマホをどこに置くかという問題が生じるので立ったままというシーンは少ないだろうが、少なくともキーボードを置く平らな場所がなくても利用できる

 キーは小さいながらもパンタグラフ方式なので打鍵感はなかなかいい。ノートPCでも同様だが、キーボードが小さいことは使っているうちに慣れてしまえるもの。ところが多用するキーが単独では押せない(Fnキーと併用)と、とたんに入力効率が落ちてしまう。PCのフルキーボードなみにキーが揃っている(なにしろWindowsキーもある) TK-FBP013は、この点ではコンパクトキーボードとは思えない使い勝手を実現している。

 また、面白いのは最大9台まで同時にペアリングできる点だ。もちろん機器を切り替えて使うのだが、いちいちペアリングし直すことなしにFn+ファンクションキーで接続先を切り替えることができる。PCとスマホ、AndroidとiPhone、あるいはWindows系タブレットやデスクトップPCなどとも併用できるのは快適かもしれない。

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