さてさて、前回に引き続きオリンパス「OM-D E-M5」のお話。オリンパスといえば「アートフィルター」。「PEN」シリーズで評判のアートフィルターは、もちろんOM-Dにも搭載されてる。その数は全部で11個。
今は他社のデジカメも似たような機能を持ってるんだけれども、それらと比べてもオリンパスのはデキがいいのだ。テーマがはっきりしていて、すごく印象的な加工をしてくれる。
その上、「アートフィルターブラケット」を使えば1回のシャッターで全アートフィルターを一度にかけられのだ。フィルターをかけてない写真を加えれば1枚撮るだけで計12枚を記録してくれる。
いやさすがに毎回12枚は大変なわけで、実際には好きなアートフィルターだけを選ぶのが普通。2~3個でも5~6個でも、気に入ったものを選んでみるといい。
てなわけで、個人的に気に入っているアートフィルターを6種類ばかりピックアップして猫写真を撮ってみた。
第一弾が冒頭のカット。明るくてほわっとしてるでしょ。これは「ファンタジックフォーカス」で、初代PENから搭載されているフィルターだ。実はフィルターをかけてない元の写真がこれ(下)。
どよんとした曇りの日に、どよんとした味も素っ気もない道路の端っこ、長年の風雨で汚れきったコンクリートの縁石に顔を乗っけてこっちをじろっと見てる、決してきれいとは言えない場末っぽい猫である。
それが「ファンタジックフォーカス」の手にかかるとほわっとした優しげな写真になっちゃうのだ。アートフィルターマジックやね。
次ページではアートフィルター写真だけをいきます。
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