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楽天、カナダの電子書籍会社を買収

2011年11月10日 09時48分更新

記事提供:通販通信

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 楽天は11月9日、世界各国で電子書籍事業を運営するKobo Inc.(本社:カナダ トロント市)を完全子会社化すると発表した。

 買収の理由として、日本をはじめ世界で展開する同社グループのEC事業とKobo社のサービスとの融合を図り、世界各国のユーザーに対し、多様なデバイスに対応したボーダレスなデジタルコンテンツ・プラットフォームと、新たな電子商取引サービスの提供を目指すとしている。

 買収の方法は、楽天が既存株主からKobo社の全株式を買取る方法で実施。なお買収にあたり、カナダ政府の承認が必要となる。

 Kobo社は、カナダ、米国、英国、フランス、ドイツ、豪州、ニュージーランドをはじめとしてグローバルに事業を展開し、すでに100カ国以上のユーザーに電子書籍コンテンツを提供している。同社のビジネスモデルは、各国の書籍販売や小売りにおける大手との提携を通じて顧客を獲得する点に特徴があり、カナダではIndigo Books & Music、英国ではWH Smith、フランスではFNACといった各国における最大の書籍販売チェーンと提携しているほか、Walmart、BestBuyといった優良小売業者を通じた販売チャネルを構築している。

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