日本IBMは10月31日、ジャパネットたかたのITシステムにおいて、8月に刷新し稼働を開始していた基幹システム・情報系システムの統合ストレージ基盤によって、業務効率の向上を実現したと発表した。
ジャパネットたかたは、基幹システムおよび情報系システムの統合ストレージ基盤を刷新することで、増加するデータ容量への対応と業務スピードの向上を企図。ストレージ・システム基盤は、異機種混合ストレージ環境を一元管理することで今後のデータ増加にも対応が可能。使用頻度に応じてデータを自動再配置することでデータへのアクセス速度を向上させる自動階層化機能を備えた「IBM Storwize V7000」が採用されている。
ジャパネットたかたでは、夜間に基幹データのバックアップを取っているが、差分のみを複製するStorwize V7000の「FlashCopy」機能により、従来は約180分かかっていたバックアップ時間を30分程度に短縮。これにより、バックアップ処理による業務への負荷が軽減され、業務効率が向上した。