6月17日、日本ヒューレット・パッカードはビジネス向けノートパソコンの生産拠点を日本に移し、CTOモデルの投入も実施すると発表した。同社は、東京・昭島市の自社工場(関連記事)でデスクトップ、ワークステーション、サーバーなどの生産を実施してきたが、これにノートパソコンも加える。
納期短縮が目的で、従来10営業日の納品日数を5営業日と半分にする。生産は8月から開始する予定。また、遠距離輸送(振動・衝撃・温度変化など)に伴う初期不良の削減、品質管理の厳格化、ユーザーフィードバックの反映など、品質向上のための施策も盛り込む。
最初に国内で生産されるのは、15.6型の法人向けノート「HP ProBook 6560b Notebook PCシリーズ」および、12.5インチ液晶搭載のハイエンドモバイルノートPC(発売予定)の2機種。個人向け製品についても、年内を目途に順次国内生産率を高めて行く予定だという。