ベルーナが5月12日に発表した2011年3月期決算によると、売上高は前年同期比3.4%増の1034億6000万円、営業利益は同55.4%増の67億3300万円、経常利益は同49.1%増の63億6400万円、当期利益は同243.8%増43億8900万円となった。
東日本大震災により、景気の先行き不透明感が強まるなか、顧客ニーズを的確にとらえた商品展開、サービスレベルの向上、Eコマースの拡大に努め、新規顧客およびリピート客の増大を図った。
事業別にみると、総合通販事業の売上高は同7.0%増の690億4500万円、営業利益は同146.6%増の20億3100万円。インターネット経由での新規顧客の獲得が順調に進捗し、かつ既存顧客のリピート率向上施策が功を奏した。
専門通販事業の売上高は同6.5%減の202億8900万円、営業利益は同21.0%増の21億8900万円。グルメ、化粧品、健康食品の各専門通販において、媒体効率を重視した結果が顕著に表れた。
来期は、売上高が同5.4%増の1090億円、営業利益が同1.0%増の68億円、経常利益が同5.3%増の67億円、当期利益が同4.3%減の42億円となる見通し。