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米Google、ウェブページ埋め込み可能な "Google +1"ボタンをまもなくリリース

2011年05月11日 14時52分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Googleは本日開催中のGoogle I/Oカンファレンスにおいて、先日発表したGoogle +1(プラスワン)をウェブページに埋め込む機能を数週間内にリリースすることを発表した。

Google +1は閲覧したページや広告を評価して、他のユーザーに推薦することができる機能。ソーシャルグラフ内のユーザー同士がボタンを押して評価・推薦していくことで、より関連性が高い検索結果を表示することを目指している。Facebookの「いいね」やそれと連携するBingの対抗機能といえる。

Google +1は現時点で米国のユーザのみを対象として提供されているが、ページや広告の評価は検索結果ページ上でしか行えないという欠点があった。今回、Facebook やその他のソーシャルサービス同様に、パブリッシャーがウェブページ上に Google +1のレコメンドボタンを設置できるようになる。

Google I/O カンファレンスのスクリーンによると、Google +1ボタンはFacebookやTwitter同様に、カウンターつきのスクエア型ボタンのほか、複数のサイズ・フォーマットから自由に選択できる。ボタン作成時にはJS callback functionも利用可能で、クリックした後に特別な表示をしたりトラッキングを行うことが可能だ。

Google +1 はアクティビティレポートも用意されており、プラスワンボタンが押された回数や、性別、年齢、ネット接続元地域などもあわせて表示される。

現時点で専門家の多数は Google +1 の普及に懐疑的な意見を示しているが、このウェブページに埋め込み可能なツールがリリースされた後に、どれだけのウェブページが対応するのか、それによって利用者数にどんな変化があるのかが興味深いところだ。


Just Weeks Away, A Preview Of The Google +1 Button For Websites
http://searchengineland.com/just-weeks-away-a-preview-of-the-google-1-button-for-websites-76628

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Google +1に関心を持ちそうな人はすでにFacebookを利用している割合が高く、従って、あえてFaceook いいね じゃなくて Google +1 を積極利用する理由も見当たらないです。Google +1 はGmailコンタクトリストやBuzz、RSSリーダーなどでつながりのあるユーザーに限定されるのですが、このユーザー相手に、わざわざFacebook や Twitter と平行してシェアやレコメンドをしたいと考えるユーザーはどの程度いるのでしょう?


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