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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第182回

「夕やけだんだん」に集まる谷中の猫(前編)

2011年01月14日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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「夕やけだんだん」の上から谷中銀座を撮影。冬でも坂の上は日が当たる上にくつろぎスポットが多いので、猫にはもってこいなのだ(2010年12月 ソニー NEX-5)
「夕やけだんだん」の上から谷中銀座を撮影。冬でも坂の上は日が当たる上にくつろぎスポットが多いので、猫にはもってこいなのだ(2010年12月 ソニー NEX-5)

 年末、ちょっと時間ができたので、谷中あたりを散策に行ったのである。もちろん目的は猫。東京で猫が多い場所はどこかな、と探してみると、必ず谷中の名前が出てくるのだ。

 で、谷中ってどこだっけ。とりあえず、根津あたりから日暮里に向かってだらだらと歩いてみるか。

 経験上、猫って探していると見つからないものである。まあ冬の昼間の猫って、人目に付かない日向を上手に見つけて昼寝しているもんだ。

 歩いていると「谷中銀座」の入り口にたどり着いた。入り口でいきなり屋根の上に猫……の置物。歩いてると猫にちなんだグッズやら雑貨屋やら猫のしっぽ(風ドーナッツ)の店やら、そんな店がずらずらと並んでる。

 でも、年末の老舗商店街である。人出が多くて、自分が猫なら路地裏の小さな日向を見つけて避難したいところ。

 いくらなんでも何のアテもなく、ふらりとやってきてたくさんの猫に出会おう、なんてのが甘かったか。アテにしていた店は年末で休みだったし……(下調べ不足過ぎ)。

坂の下に作られた「夕やけだんだん」の看板。その右にふてぶてしい三毛猫発見。目が合ったら逃げちゃったけど(2010年12月 ニコン D7000)坂の下に作られた「夕やけだんだん」の看板。その右にふてぶてしい三毛猫発見。目が合ったら逃げちゃったけど(2010年12月 ニコン D7000)

 なんてことを思いながら歩いていたら、商店街が終わり台地へ上る坂(というか階段)にたどり着いた。「夕やけだんだん」と名が付いている通り、西向きなので西日がきれいに当たるのだ。

 その脇で猫を発見するも、目が合ったら逃げられてしまった。

西日を浴びて気持ちよさそうに寝ている白猫を発見。微妙に死角になるのか、気づく人も少なく、猫もくつろいでいた(2010年12月 ニコン D7000)西日を浴びて気持ちよさそうに寝ている白猫を発見。微妙に死角になるのか、気づく人も少なく、猫もくつろいでいた(2010年12月 ニコン D7000)

 しょうがないので階段を上ろうとすると、その反対側、塀の上で白い猫が昼寝してる。日差しを浴びてぽかぽかと昼寝しているのに、塀と同化してるせいか、それが当たり前の光景なのか、周囲は誰も気づいてない様子。

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