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Apple Geeks第17回

年賀状作成に備えOS Xの「GIMP」を強化する

2010年11月22日 19時00分更新

文● 海上忍

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 本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説をあますことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。

 UNIX使い向けをはじめ、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。

 早速「Apple TV」を購入し、リビングのTVに接続しました。残念ながら、現時点ではAirPlayの映像ストリーミングに対応しないものの、iTunes Storeから映画をレンタルできます(なかなか時間をとれないため、もっぱら子どものYouTube視聴専用機となっていますが……)。

 さて、今回は「GIMP」について。標準装備のフィルターでも十分高機能だが、ネット上に存在するスクリプトやプラグインを導入すれば、さらなる機能向上も期待できる。ここでは、117ものフィルターを備えた「GIMP FX Foundry」と、画像のファイルサイズを小さくするプラグイン「Save for Web」の導入方法を紹介してみよう。

「GIMP」は難しくない

 GIMPはGNU Image Manipulation Programの略で、LinuxなどUNIX系OSで広く利用され……といった説明を耳にしたことがあるOS Xユーザーも多いはず。公式サイトでは特定プラットフォーム向けのサポートを行なわないが、OS X向けバイナリパッケージも「GIMP on OS X」で適宜更新されているので、以前に比べると格段に導入しやすくなっている。Snow Leopardでは、X Window System(X11.app)が標準インストールされることもあり、単純に「フリーな高機能レタッチソフト」として受け入れられる素地はできている。

 年賀状やクリスマスカードの作成に着手するこの時期、豊富なGIMP用プラグインをOS Xで活用できれば、レタッチテクニックに乏しくても気の利いた画像を作成できるやも知れぬ。まずは最新版のGIMP 2.6.11を前述のGIMP on OS Xから入手し、インストールを完了させてほしい。

ウィルバー君のアイコンを右隣の「Programme」フォルダーへドラッグ&ドロップすれば、インストール完了

便利なフィルター集「GIMP FX Foundry」を追加する

 GIMP on OS Xで配布されているGIMPは、バンドル形式に整えられているうえ、設定ファイルの保存場所もOS Xの流儀に従い、~/Library/Application Support/Gimpディレクトリーに確保されている。プラグインの追加も、このディレクトリーを対象にすればOKだ。

 手始めに、117種類ものフィルターを集めた「GIMP FX Foundry」を試してみよう。

  1. GIMP FX Foundryのウェブサイトから、GIMP 2.6向けのパッケージ(gimpfx-foundry-2.6-1.zip)をダウンロードする
  2. 念のためウイルスチェックなどを適宜行なう
  3. gimpfx-foundry-2.6-1.zipを展開する
  4. GIMP内蔵のインタープリタ型言語「Script-Fu」で記述された大量のスクリプトファイルが、gimpfx-foundry-2.6-1フォルダーとともに生成されるので、その内容物(SCMファイル)を~/Library/Application Support/Gimp/scriptsフォルダーへ移動する

 これで準備は完了。次回GIMPを起動したときには、編集ウィンドウのツールバーに[FX-Foundry]メニューが追加され、多数のフィルターが登録されていることを確認できるはずだ。メインテナンスが行き届いていないためか、なかには適切に動作しないフィルターもあるが、以下に示すサンプルのように大半は機能する。どのようなフィルターがあるかは、各自お試しいただきたい。

写真の周囲をボカしながら縁取りを加える「ファジー縁取り」フィルムのように見える効果を加える「スライド」
彩度を上げるレイヤーを追加して写真を鮮やかにみせる「EZ Improver」

(次ページへ続く)

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