ヤフー株式会社は2010年4月13日、Yahoo!検索プラグインの開発ツールと開発ガイドを公開した。
Yahoo!検索プラグインは2009年12月中旬に日本国内で発表された。検索結果に価格やレビューの件数や評価（スターの数）、最寄り駅やレシピなど、便利で役立つ詳細な情報を表示するサービス。これまでは一部のパートナーに限定して提供されていたが、本日より開発ツールを使うことで誰でも利用可能になる。ツール利用時にはYahoo! JAPAN ID（無料）が必要。
開発ツールは、検索結果に表示する内容やレイアウトを制御するための「表示用プラグイン」作成、ウェブページやWebAPIのデータを表示用プラグインで利用するための「データサービス」作成、microformatsやRDFaなどの構造化データをYST（Yahoo! Search Technology）に送信するための「データフィード」の3つのメニューで構成される。開発はウェブの画面に必要な情報を入力していき、簡単なプログラムコードを書く形式。
開発したプラグインは、Yahoo!JAPANの審査を経て、同社のプラグイン一覧ページに公開することもできる。
Yahoo!検索プラグインは米国でSearchMonkey（サーチモンキー）の名称で2008年春から提供開始された。ウェブマスターに作成・提供してもらうセマンティックマークアップ（構造化データ）を利用して、検索エンジンをより便利なものに変え、ユーザに優れた検索体験を提供しようという試み。
米Yahoo!のオープン検索プラットフォーム・BOSSでもSearchMonkeyで用いる構造化データを扱うことができる。
「Yahoo!検索プラグイン 開発ツール」を公開しました
http://searchblog.yahoo.co.jp/2010/04/yahoo_98.html
