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AVCHD録画だけが目玉ではない

逆光と暗所に強い! サイバーショット「TX7」

2010年02月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

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AVCHD方式のフルHD動画が記録できる



 動画の撮影モードはAVCHD形式で1920×1080ドット(17Mbps、60fps)、1440×1080ドット(9Mbps、60fps)のほか、MP4形式で1440×1080ドット(12Mbps、30fps)、1280×720ドット(6Mbps、30fps)、640×480ドット(3Mbps、30fps)が選択可能だ。

 音声はステレオで録音され、動画記録中にズームの操作も行なえる。付属するクレイドルにはHDMI出力端子が備わるので大画面テレビに映し出すことも可能だ。

 動画の発色は少し大人しめな印象。ただし細部の再現性は良く、階調の幅も広い。ワイド側での歪曲収差がかなり目立つのが残念。静止画では画像処理で修正しているようだが、動画では処理ができないようだ。建物などの直線のある被写体でワイド側で動画を撮るとかなり目立つので、撮影時には注意が必要だ。


逆光で威力を発揮する「逆光補正HDR」

スイングパノラマの撮影サンプル。横方向に振れば最大で258度のパノラマ撮影ができる。後処理の必要がなく、その場で完成してしまうのは便利。従来のスイングパノラマでは連続した静止画を等間隔で並べていたが、新たに人物・動き検出機能で不自然に人が切れてしまうようなことは無くなったとのこと

 あたりまえのことだが、静止画撮影での使い勝手は十分と言える。状況に合わせて9つ(夜景&人物/夜景/三脚夜景/逆光&人物/逆光/人物/風景/マクロ/拡大鏡)のシーンをカメラが自動的に認識してくれる「おまかせオート」や、笑顔を認識する「スマイルシャッター」、手持ちで夜景が撮れる「手持ち夜景モード」、本体を大きく振ることでパノラマ撮影ができる「スイングパノラマ」など、Exmor R搭載機でお馴染みの機能は全てそのまま受け継がれている。

 新たに加わった機能に「逆光補正HDR」がある。従来から備わる高速連写+画像合成を使用し、露出の異なる2枚の画像を記録。それぞれの適性露出部分を組み合わせ、階調幅の広い画像を生成する。

「逆光補正HDR」のオン(左)とオフ(右)の比較。あいにく好天候に恵まれなかったが空の階調が再現されているのがわかる。オフでは空の部分の階調がほとんど再現されていないが、同機能を使用することで明るい空と逆光気味で暗くなっている建物の両方の露出が揃うようになっている

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