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高感度により強い機種はどれだ!?

夜景で対決! 裏面照射デジカメを比較

2010年03月30日 12時00分更新

文● 小林 伸

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 昨年、ソニーから「Exmor R」と名づけられた裏面照射型CMOSセンサーが発表された。当初は同社ビデオカメラ「ハンディカム」に搭載されたExmor Rだが、最近ではデジタルカメラの「サイバーショット」にも採用されている。

ソニーの「Exmor R」
ソニーの「Exmor R」

 さらに、ここにきて製造メーカーであるソニー以外のメーカーからも、同等の裏面照射型CMOSセンサーを搭載したデジカメが立て続けに発売されるようになってきた。今回はそんな裏面照射型CMOSセンサーを採用したデジカメを同時にテストしてみた。

 そもそも、裏面照射型CMOSセンサーの強みとは入射した光を効率よく受光部に取り込む点だ。従来のCMOSセンサーは、入射光が配線層の隙間を通って受光部に入射していたため、配線が邪魔になって効率よく受光部に光が当たらなかった。特に、斜め方向から入った光は配線層が光を跳ね返してしまうため、周辺部が暗くなったり、絞りを開けても感度が上がらないなどの課題に直面していた。

 そこで従来の構造を見直して配線層を受光層の下側に配置することで、効率よく光が当たるようにしたのが裏面照射型CMOSセンサーである。これにより特に高感度撮影時の画質がよくなり、裏面照射型CMOSセンサー搭載機はほぼ「高感度に強い」ことを売りにしている。


裏面照射型CMOS本家! ソニー DSC-TX7

「DSC-TX7」 「DSC-TX7」(実売価格4万3000円前後)

 サイバーショット「DSC-TX7」(以下TX7)は、TX1/WX1に続いて裏面照射型CMOSセンサーの本家「Exmor R」センサーを搭載した2代目の製品だ。

 搭載するCMOSセンサーは1/2.4型有効1020万画素のもの。センサー内に「オンチップ・カラムA/D変換」と「デュアルノイズリダクション」を内蔵しており、アナログ処理で起こるノイズの混入を防ぎ、低ノイズなデジタル信号を画像処理エンジンに送り出している。

 画像処理エンジンは高速演算処理が可能な「BIONZ」。撮影感度はISO 125~3200までとなっている。CMOSセンサーの高速読み出しとBIONZの高速処理によって秒間10コマの高速連写を実現している。

 この高速連写と高速画像処理技術を活かして「逆光補正HDR」や「手持ち夜景モード」「人物ブレ軽減モード」などの複数枚の画像を重ね合わせて最適な画像を生成するいくつもの機能を装備している。

背面は全面タッチパネルディスプレーとなっている 背面は全面タッチパネルディスプレーとなっている

 レンズは「カールツァイス バリオ・テッサー」25-100mm F3.5-4.6(35mm換算)光学4倍ズームを搭載。光学式手ブレ補正も備えている。コンパクトデジタルカメラながらAVCHDフルハイビジョン(1920×1080ドット)撮影が可能。背面には3.5型(約92万ドット)の「ワイド・エクストラファイン液晶」を備え、タッチパネル操作によって各種の機能を操作できる。

「スイングパノラマ」機能では、連写機能と画像処理エンジンの合成技術により、一振りするだけでこのようなパノラマ写真が簡単に撮れてしまう
「スイングパノラマ」機能では、連写機能と画像処理エンジンの合成技術により、一振りするだけでこのようなパノラマ写真が簡単に撮れてしまう

 このカメラの面白い機能としては、「スイングパノラマ」モードがある。最大258度の角度でカメラを一定方向に振るだけでパノラマ写真を撮影できる機能だ。手ブレ補正を行ないながら、最大100枚の静止画を高速連写。各画像間のズレを高精度につなぎ合わせて合成し、1枚のパノラマ画像を生成する。簡単な操作の割につなぎ目を意識させない高精度な合成技術には目を見張るものがある。


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