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「達筆化」などの独自機能でAIR普及の起爆剤になるか

“Web屋”が作った!AIR製本格派年賀状ソフト

2009年10月02日 16時28分更新

小橋川誠己/Web Professional編集部

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 およそ2年前、鳴り物入りで登場した「Adobe AIR」。「Webの技術さえあればデスクトップアプリが作れる」「OSに縛られなくなる」との触れ込みで業界の注目度は高かったが、ふたを開けてみると盛り上がりはいま1つ。理由は明らかで、「キラーアプリ」と呼べるような魅力的なソフトが、まったくといっていいほど出てこなかったからだ。

 試しに「Adobe AIR Gallery」をのぞいてみると、目に付くのはちょっとしたウィジェットやウケ狙いのミニアプリで、ふだん使いするような実用ソフトの姿はほとんどない。“使えるアプリ”がなければAIRランタイムを広く普及させることはできず、多くの開発者を呼び込むのも難しい。

 ところが、そんな状況に一石を投じる本格的なAIRアプリが登場した。Dayz株式会社が提供する「プリントマジック」だ。


市販ソフトに負けない機能、新版では独自の「達筆化」も

 「プリントマジック」は、写真やイラスト、テキストを配置して、年賀状などのハガキサイズの印刷物を作成するソフトだ。住所録機能も備えており、文面から宛名面の作成・印刷まで、一通りの作業をこなせる。機能は市販ソフト顔負けの本格派だが、価格は無料。AIRランタイム上で動作するため、ランタイムさえインストールすればWindows/Mac OS X/Linux問わず利用できる。

プリントマジックの画面
「プリントマジック」の画面。親しみやすい、やわらかいユーザーインターフェイスを採用した、本格的なハガキ作成ソフトだ

 初版のリリースは昨年の11月。年賀状シーズンからはやや出遅れたものの、今年1月までの3カ月弱で1万5000件超のダウンロードを達成した。今年は昨年よりも2カ月近く早い9月29日に新版「Ver.3.0.0」をリリースし、利用拡大を狙う。

 新版の目玉は、「ハガキ作成ソフト初」(Dayzの玉城 朝社長)という「達筆化」機能だ。「達筆化」とは、マウス操作で画面上に書いた文字を毛筆体に変換する機能で、個性豊かな手書き風の年賀状を簡単に作成できる。実際の動作イメージは以下の動画(PRビデオ)を見ると分かりやすい(達筆化のデモは1:00あたりから)。

達筆化画面
達筆化機能を使うと、マウスで書いた文字をきれいに清書してくれる

 ほかにも、フリーハンドでイラストを描ける「お絵かき機能」、賀詞やお礼文のような「定型文」を挿入する機能など、新版ではハガキ作成ソフトとしての基本的な完成度も上がっている。実際に触ってみると、同種のデスクトップアプリと比べても実用上の問題はさほど感じられないし、他にはない「達筆化」の機能がある分、むしろ魅力的にすら見える。

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