2.CSS2のセレクター
Internet Explorer 6(IE6)などの一部のブラウザーが対応していないCSS2(Cascading Style Sheets Level 2)のそのほかのセレクターも、jQueryでは利用できます。
■子セレクター
特定の要素の直下に配置された要素を指定できるのが「子セレクター」です。子セレクターは親要素と子要素を >(大なり/greater than)で結びます。
▼サンプルコード(HTML部分)
<ul>
<li><strong>テキスト</strong>テキストテキストテキストテキスト</li>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li><div><strong>テキスト</strong>テキストテキストテキスト<span>テキスト</span></div></li>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
</ul>
▼サンプルコード(スクリプト部分)
$(function(){
$("li > strong").css("color","red");
})
▼実行結果(実際のWebページ)
1行目のli要素の子要素のspan要素が赤色になります。3行目のstrong要素はdiv要素の直下に配置された要素なので赤色にはなりません。
■隣接セレクター
特定の要素の次に出現する要素を指定できるのが「隣接セレクター」です。隣接セレクターは隣接する要素を +(プラス)で指定します。
▼サンプルコード(HTML部分)
<ul>
<li id="first">テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li id="second">テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li id="third">テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li id="fourth">テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
</ul>
▼サンプルコード(スクリプト部分)
$(function(){
$("#second + li").css("color","red");
})
▼実行結果(実際のWebページ)
id属性にsecondが指定された要素の次に出現するli要素、つまり3行目のli要素が赤色になります。
■first-child擬似クラス
特定のセレクターのうち最初に登場する要素のみを指定するセレクターとして、「first-child擬似クラス」があります。セレクターの後ろに :first-child と記述して指定します。first-child擬似クラスは、親要素が異なる場合にも、それぞれ最初に出現する要素が指定されます。
▼サンプルコード(HTML部分)
<ul>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
</ul>
<ul>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
<li>テキストテキストテキストテキストテキスト</li>
</ul>
▼サンプルコード(スクリプト部分)
$(function(){
$("li:first-child").css("color","red");
})
▼実行結果(実際のWebページ)
2つのul要素それぞれ最初に登場するli要素、つまり1行目のli要素が赤色になります。
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