モバイルリサーチを展開するネットエイジア(三清慎一郎社長)では、10代~40代の男女を対象に、モバイルのEコマースについての意識調査を実施し、計800名の有効サンプルを得た。
調査によると、パソコンとモバイルのインターネットのどちらが使う時間が長いかについて、「パソコン」が全体の49.1%、「モバイル」が50.9%という結果となった。また、年代が低いほどモバイルメインユーザーが多くなっていることが判明した。
モバイルのインターネットを使っての商品購入経験については、モバイルメインユーザーの方がモバイルでのEコマース経験が高いことがうかがえる結果となった。
モバイルEコマースでの購入経験回数については、モバイルメインユーザーで、モバイルEコマースの経験がある場合、半数以上の人(65.0%)が「5回以上」と回答しており、モバイルEコマースが浸透している様子がうかがえる。
モバイルEコマースでよく購入する商品は、1位が「DVDやCD」で43.9%、2位は「書籍」で34.6%、3位は「洋服」で27.8%、4位は同率で「サプリメントや医薬品」、「チケット」で24.2%。5位は「日用品」で23.0%という結果となった。
また、モバイルEコマースを利用する際にいくつくらいのサイトを比較するのかについて聞いた。全体の平均は1.7サイトで、最も多かった回答は、「比較しない(0サイト)」という回答が38.6%となった。次に多かった回答は、「3つ」で24.0%、「2つ」で21.3%。なお、PCメインユーザーとモバイルメインユーザーで、ほとんど差はない。
また、PCメインユーザーでモバイルEコマース利用したい人は4人に1人となっており、モバイルメインユーザーは日頃からモバイルのインターネットに親しんでいる分、モバイルEコマースの利用に対する抵抗感がPCメインユーザーより低いのではないかと推察している。