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ネットエイジア、「ビジネスにおけるケータイ利用実態調査」

2008年04月16日 02時08分更新

文●通販旬報社

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 モバイルリサーチを展開するネットエイジア(三清慎一郎社長)は、「ビジネスにおけるケータイ利用」についての自主調査を20歳~49歳の男性ビジネスマンに対して実施した。期間は4月8日~4月10日で、369名の回答を得ている。

 仕事でケータイを利用しているのは全体で66.7%。職種では営業職での利用が74.4%と高くなっている。また、仕事でケータイを利用している回答者(246名)のうち、ケータイを会社から支給されているのは41.1%、58%の回答者は自分で所有するプライベートのケータイを利用しているという結果になった。

 会社から支給されているケータイのキャリアは、「NTTドコモ」が65.3%、「au」18.8%、「ソフトバンクモバイル」10.9%、「ウィルコム」5.0%となっている。

 会社からケータイを支給されている回答者に、ケータイを支給されていることで「仕事の効率はアップしているか?」との質問をしたところ、「アップしている」との回答が76.2%に上っていた。

 仕事でケータイを利用する主な用途を複数回答で聞いた。ケータイを会社から支給されている回答者では、「会社との連絡(通話)」90.1%、「顧客、クライアントとの連絡(通話) 」85.1%、「社員間の連絡(通話)」83.2%の順で、通話利用が多くなっている。そのほか、「会社との連絡(メール)」が41.6%、「社員間の連絡(メール)」37.6%、「サイト閲覧、情報検索」26.7%、「カメラ機能」22.8%となっている。

 プライベートのケータイ利用者では、「会社との連絡(通話)」84.6%、「社員間の連絡(通話)」73.4%が多く、そのた「顧客、クライアントとの連絡(通話) 」59.4%、「社員間の連絡(メール)」29.4%、「サイト閲覧、情報検索」26.6%、「カメラ機能」23.8%となっている。会社支給、プライベートとも「通話」「メール」利用が中心となっており、本格的なビジネスでの活用は全体ではまだのよう。

 プライベートのケータイをビジネスで利用している回答者(143名)に、仕事で利用したケータイの料金についての扱いを聞いたところ、「全額自己負担」との回答が68.5%で最も多い結果となった。その他、「一定額を会社から支給」16.1%、「明細書で会社に支給」10.5%、「負担額を申請して請求」4.2%。仕事でケータイを利用しているビジネスマンで見るとケータイ料金を全額自己負担している割合は26.6%となる。

 また、プライベートケータイでのビジネス利用金額(通話、パケット代等)は、「1000円以下」25.2%、「2000円」12.6%、「3000円」9.1%となっているが、「5000円以上」との回答も25.9%と全体の1/4を占め、金額についてはバラツキがあった。

 なお、仕事で利用する上で「現在欲しいケータイがある」と回答したのは全体のうち24.4%。具体的に欲しいケータイを自由回答形式で聞いたところ、具体的な機種名で挙がっているのは「F905」「au W62S」「SH905」「P905」「au E03CA」「HT1100」といった機種。その他、「パソコン(ワード、エクセル)閲覧・修正」「パソコンとデータがシンクロできる」「データ管理ができる物」といった機能やスマートフォン希望の意見が複数あった。また、ワンセグ機能の望む意見やGPSの機能を求める声も目立った。デザイン面では、薄型ケータイを望む意見が複数あった。

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