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BCNが家電・PC市場の春商戦の動向について発表

2008年03月13日 04時53分更新

通販旬報社

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 (株)BCNは12日、全国のパソコン販売店の店頭実売データを集計した「BCNランキング」を元にした、「薄型テレビ、デジカメ、パソコンの春商戦の動向」について発表した。薄型テレビやHDD/DVDレコーダーが好調な反面、パソコンの台数と売上げは前年度割れとなった。

 薄型テレビは40型以上が躍進 今年の薄型テレビの春商戦の特徴は、年末商戦よりも台数/金額ベースで上回っていること。この理由として価格の下落が挙げられるという。昨年12月から今年2月までの2ヵ月間で、薄型テレビ全体の平均価格が13万5000円から11万9000円にまで急落しており、特に50型以上の製品の平均価格は、液晶テレビが約2万円、プラズマテレビが約2万5000円ほど下がっている。

 販売台数ベースでは、液晶テレビの1月の販売台数が前年度比136.5%、プラズマテレビが123.4%となっており、昨年12月の液晶124.4%、プラズマ111.7%を上回った。金額ベースでは、液晶が前年度比116.6%なのに対し、プラズマは97.7%と前年度割れとなっており、プラズマは昨年10月から今年の2月まで、5ヵ月連続で前年度割れとなった。

 現在、薄型テレビで急成長しているのは40型~50型の製品で、このクラスの製品ではシャープ(株)、ソニー(株)、松下電器産業(株)の価格競争が激化しているという。一方で、(株)東芝は30~40型液晶テレビのシェアで200%の急成長を遂げている。薄型テレビトータルのシェアはシャープが45%と独走だが、2位のソニー(16.2%)、3位の松下(15.4%)と4位の東芝(10.5%)の差はあまり大きくなく、東芝が追い上げる可能性がある。

 Blu-rayディスクレコーダーが本格的に立ち上がる デジタル放送レコーダーで注目となる次世代DVDレコーダー(Blu-ray、HD DVD)は、昨年11月に台数/金額ともに普及率が一時的に急上昇したが、その後は製品供給体制の問題で低迷が続いていた。しかし今年に入って供給の問題が解決し、再び需要が回復。今年の2月には台数で前年同期比約20倍、金額ベースで約12倍の成長を遂げた。

 次世代DVDレコーダーの価格帯別の内訳は、昨年11月までは16万円以上の高機能機が30%超だったが、今年に入ってからは10%前後までシェアを落としているのに対し、12~16万円程度の普及機が30~50%と躍進している。

 デジタル放送レコーダー全体では、ソニーと松下がシェア30%前後で競り合っているが、次世代DVDレコーダーのシェアはソニーが50%以上で独走状態にあるという。なお、台数ベースで5%前後のシェアとなっていた東芝は、HD DVD撤退表明後もそのシェアをキープしており、BCNでは店頭在庫の関係でシェアがまだ落ちていないのではないかと分析している。

 パソコンは苦境にみえるが……これも「Vista」効果 パソコンは、昨年1月に発売された「Windows Vista」搭載パソコンの売上増加の反動で、デスクトップ、ノート共に今年に入って前年度比マイナスが続いている。1月の台数シェアは前年同期比94.1%、2月は90.6%となり、特にデスクトップは今年2月に金額ベースで71%と30%近くも落ち込んだ。

 注目はデスクトップのベンダー別シェアで、日本電気(株)(NEC)、富士通(株)に続いてGateway(株)の「イーマシーンズ」ブランドのパソコンが3位になっている。さらに4位のソニーに続いて、5位には「Gateway」ブランドのパソコンが入っており、Gatewayが躍進を遂げている。

 一眼レフは買い控えで一時的に停滞 デジタルカメラは一眼レフデジカメが昨年12月まで順調だったが、2月に入って急落。かろうじて販売台数の前年度割れは避けられているが、昨年12月の台数伸び率142%から2月には105.9%まで落ちた。ただし、これは「EOS Kiss X2」などの新機種の買い控えの影響であるとBCNでは予測しており、新機種登場のタイミングで再び上昇すると予測している。べンダー別シェアでは、年末商戦で(株)ニコンがキヤノン(株)の追い抜き、2月の時点でも1位をキープしている。

 金額ベースでは、一眼レフは前年度割れを起こしていないものの、一方でコンパクトデジカメが今年2月に89.2%と大幅に落ち込んだ。この結果、デジカメ全体では2月に92.6%となり、昨年10月以降初となる前年度割れとなった。

 コンパクト機は顔認識機能が全体の84.5%の機種に搭載されるなど、機能的な部分は広く浸透しており、BCNでは今後は撮影素子の高画素化の方向に進むのではないかと予測している。

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