ハドソン、スクウェア・エニックス、コナミ、カプコンなど、iPhone/iPod touchアプリの世界では、国内の大手ゲームデベロッパーが次々と参入を果たしている。
一体、ゲームデベロッパーはiPhone/iPod touchアプリにどれくらい興味を示していて、どこに魅力を感じているのか──。19日、そんな実状の一端を示す市場調査がCRI・ミドルウェアによって公開された。
CRI・ミドルウェアは、iPhone/iPod touch向けミドルウェア「i救声主」を開発している企業(関連記事)。今回の市場調査は、ゲーム開発におけるニーズを把握するため、ゲームデベロッパーを対象に2〜3月にかけて実施した。有効回答数は102名だ。
資料によれば、97%のデベロッパーはiPhone/iPod touch自体に興味を持っているが、実際に端末を持っているのは32%に留まっている。CRI・ミドルウェアのウェブサイトで募集して実施したアンケートなので、端末への興味が高いのは納得できるところだろう。また、Mac用ソフトかiPhoeneアプリの開発経験があると答えたのは23%で、全体の34%がすでに開発に着手している(もしくは発売済み)という。
ゲームで開発したいジャンルで最も多かったのはパズルで、割合は56.9%。次いでアクションが52.0%、音楽が42.2%、シミュレーションが41.2%となっている。
資料は無料で配布しているので、興味のある人はダウンロードしてみよう(関連リンク)。ちなみにCRI・ミドルウェアは、iPhone/iPod touch向けミドルウェアの料金も公開している(関連PDF)。