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17インチiMac-2.16GHz(2006年9月発表、BTOモデル)

やっぱりCore 2 Duoは速かった? 新iMacの性能を速攻テスト

2006年09月09日 22時14分更新

文● 編集部 広田稔

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CPU性能

CPU性能をみてみると、Core 2 Duoを搭載した新iMac-2.16GHzは、Core Duo搭載の旧iMac-2.0GHzより大幅に高速なことがわかる。もちろん新iMacのほうがクロック周波数が0.16GHz高いため、速くて当たり前だが、例えばiTunesのAACエンコードのテストでは40%程度も時間が短縮されており、単なる周波数以上に高速化されていると言えるだろう。

ただし、いずれのテストでもiMacは、サーバー/ワークステーション向けCPU“デュアルコアXeon”を2基搭載したクアッドコアの『Mac Pro-2.66GHz』にはかなわなかった。

AAV
AACのテストでは、iTunes 6.0.5で、38.8分(12曲/392.7MB)の音楽ファイルをAAC(ビットレートは128kbps)に変換するのにかかった時間を計測。変換中に曲を再生するオプションはオフにしてある
MPEG-4エンコード
MPEG-4のテストでは、Pro版のQuickTimeで1分のDVムービーを開き、書き出し形式を“MPEG-4”に指定して、変換するのにかかった時間を調べた。変換オプションは標準のまま

HDD性能

HDD性能は、同じシリアルATA接続で、ディスク回転数が7200回転/分の3.5インチHDDを採用しているため、新旧iMacで大差がない。とはいえこのグラフからは、5400回転/分の2.5インチHDDを採用するMac mini/MacBook/MacBook Proよりディスクの読み書きが速いということがわかるだろう。

ファイル・フォルダーコピー
1GBの単一ファイルと、ファイルサイズが異なる6539個のファイルを含んだ合計1GBのフォルダーをローカルHDDに置き、複製するのにかかった時間を計測

ビデオ性能

グラフィック関連では、新旧iMacで同じ『ATI Radeon X1600』を搭載しているものの、CPUが高速化したせいか総じて旧iMacを上回った。ちなみに『Boot Camp 1.1』でWindows XPを動作させ、『FINAL FANTASY XI』のオフィシャルベンチマークソフト3を実行したところ、“Low”の設定では“7014”で“計り知れない”のランク、“High”の設定では“4808”で“とてとて”のランクという結果になった。


2Dスクロール
2Dグラフィックの描画性能がわかる。『Adobe Photoshop CS』で縦1440×横640ドットの画像を開き、上から下までスクロールするのにかかった時間を計測した。
CINEBENCH
以下の3つのテストでは3Dグラフィックの描画性能がわかる。『CINEBENCH 9.5』は、3D画像のレンダリングをCPU、またはGPUによって実行し、そのパフォーマンスを数値で算出する。“Rendering”はCPU性能、“OpenGL HW-L”はGPU性能をそれぞれ表わしている
Doom 3は、Universalアプリケーション化されたバージョン1.3を使い、標準状態でフレームレートを計測
非Universalアプリケーションの『Unreal Tournament 2003』を使い、ゲームの表示サイズを1024×768ピクセルに、描写設定を最高に設定したうえで“flyby-citadel”のテストを実行した


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