Adobe Photoshop Elements 4.0

【レビュー】すばやい補正と高度な編集機能! Photoshopとはひと味違う“ぷろなみ”

写真を楽しくするユニークな編集機能

画質を上げることだけが“ぷろなみ”ではない。エレメンツには、面倒な編集作業を手軽に処理する機能が多く搭載されている。

まず、画像の切り抜き機能が非常に豊富だ。先に挙げた“マジック抽出”はもちろんのこと、“フリンジ削除”機能では、髪の毛やペットの毛の切り抜きなど、プロでも手間のかかる精細な処理もボタンひとつで実行可能。このほか、ハート形や星形、動物の足跡など、さまざまな形に画像を切り抜ける“シェイプ”ツールを使えば、コラージュやプリクラ風のアクセントをつけられる。

写真の中で強調したい部分や、不要な部分がある場合は型抜きツールが活躍する。ハートや足跡などのシェイプツールでユニークな形に切り抜ける

さらなるオリジナリティーを加えたいなら、“フィルタギャラリー”を使うといい。実に多彩なフィルター機能を備えており、結果をプレビューしながら設定を変えられる。

“フィルタギャラリー”にはアーティスティック、スケッチ、テクスチャ、ブラシストロークなど、『Adobe Photoshop CS2』と同等のフィルターがカテゴリー別に用意されている。プレビューしながらスライダーを調整できる

また、“ピクチャパッケージ”で用意された300種類を超えるヒサゴ(株)やエーワン(株)のラベルテンプレートを使ってピクチャパッケージ編集レイアウトから複数の写真を配置し、オリジナルのレイアウトテンプレートを作成できる。旅行の写真をアルバムとして配布したい場合などに活用しよう。このように、エレメンツ１本で写真の活用法がグッと広がるのだ。

“レイアウトテンプレート”や独自に編集したテンプレートを使って、1枚のファイルに複数の写真を配置すれば、オリジナルのフォトアルバムが作れる