バッテリー駆動時間
最後にモバイルユーザーが気になるであろうバッテリー駆動時間を調べた。アップルの公称値では、MacBookファミリーの中でMacBookが最も長い駆動時間となっている。HDDを常時回してCPUを酷使するというHDムービーの再生では大差が出なかったが、DVDの連続再生では15インチMacBook Proの20%以上、17インチMacBook Proの10%以上も長時間動作した。
機種名 | 容量 | 最長動作時間 | 放電容量 |
---|---|---|---|
MacBook-1.83GHz | 55Wh | 6時間 | 5148mAh |
MacBook-2GHz | 5192mAh | ||
旧15インチMacBook Pro-2GHz | 60Wh | 4.5時間 | 5480mAh |
17インチMacBook Pro-2.16GHz | 68Wh | 5.5時間 | 6810mAh |
バッテリーが100%の状態からHDムービー、またはDVDビデオの連続再生を始め、スリープに入るまでの時間を計測(追記:テスト機は、『システム環境設定』の『省エネルギー』でMac本体/液晶ディスプレー/HDDをそれぞれスリープさせないように指定した。液晶ディスプレーの明るさを最高まで上げて、AriMacとBluetoothモジュールをオンにしている) |
基本性能だけを見るとかなりお買い得
MacBookはグラフィックを除いてMacBook Proに近い基本性能を持っている。iBook G4とPowerBook G4シリーズも同じPowerPC G4で動作周波数が近いCPUを搭載していたが、MacBookファミリーではバス幅やHDDなども底上げされたため、コンシューマー機とプロ/ハイエンド機の性能差がかなり縮まった。ゲームやビデオ編集などに使わず、ウェブブラウズやメールチェックが主なら、MacBookでもMacBook Proと変わらない処理速度を体感できるだろう。
とはいえ、パソコンを選ぶもの差しは内部パーツの性能だけではない。次回以降のレビューでは、入力デバイスの使い勝手や発熱について詳しくお伝えする予定だ。