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【阿部まりなのPowerBook G4レポート(第1回)】アップルコンピュータを取材

2005年04月06日 16時33分更新

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■“iLife”なら音楽データも写真も管理でき、プラスαの機能も!!

[まりな] 次にインストールされるソフトについても聞きたいのですが、特徴としてどんなものが挙げられますか?
[一井] それでは、新しいPowerBook G4ではプレインストールされている“iLife'05(アイライフ オーファイブ)”について説明をしましょう。これは単体でも発売されています。
Mac初心者の私としては、プリインストールされるソフトも興味津々。そこで一井さんが新しくなった“iLife'05”について、丁寧に説明を始めてくれました

※“iLife'05”は音楽データや写真などを効率的に管理できるマルチメディア統合ソフト。全部で5本のアプリケーションが入っており、それぞれ“iTunes 4.7.1”“iPhoto 5”“iMovie HD”“iDVD 5”“Garageband 2”となっている。音楽ファイルの管理は“iTunes”、デジカメで撮影した写真などは“iPhoto”、ムービー作成は“iMovie HD”、DVDの制作は“iDVD”、録音・編曲は“Garageband”が担当する。アップルストアでの販売価格は8190円。

[まりな] 私は一眼レフタイプのデジカメを最近購入したので、写真の整理や管理には頭を悩ませているんですよ。だからこの“iPhoto”というのがとくに気になりますね。
[一井] じゃあ、デジカメをMacにつないで試してみることにしましょう。
デジカメを本体につなぐと起動する“iPhoto”は、実際に使ってみるととても便利。ワンボタンで取り込みが始まるというのも、初心者の私にはわかりやすいと思います
[まりな] まずはデジカメにUSBケーブルでMacとつないで……あっ、“iPhoto”が起動しましたね。
[一井] はい。起動したら、“取り込みボタン”を押してみてください。
[まりな] すごいすごい! 自動的にデジカメからパソコンに写真が取り込まれていきますね。
[一井] 取り込まれた写真はサムネイル表示できるだけでなく、ファイル名やカレンダーのような日付で検索することができます。操作に関しても、検索フィールドが出るのでわかりやすくなっていますよ。また、取り込みはUSB端子の付いたデジカメならどんな機種でも基本的にはOKです。

※“iPhoto 5”ではJPEGのほかRAWデータも読み込みに対応する。ニコンカメラ販売の『D70』やキヤノン販売の『EOS Kiss Digital』など主要なカメラで利用できるが、対応機種はまだ少ない。最新の対応状況はアップルコンピュータのサイトで確認できる。また、“iPhoto 5”は前バージョンに比べて画像編集機能も拡充。新たに調整ツールを搭載し、明るさやコントラスト、彩度のほか、露出、色温度、傾き補正なども可能になった。



[一井] 写真はMac上で管理するのももちろんいいですが、紙にするともっといいと思いませんか?
[まりな] ……???
[一井] この“iPhoto”を使えば、フォトブックを作ることができるのです。
[まりな] えっ、本当ですか?
[一井] はい、ネット上で注文を取るという形で、サイズも装丁もいろいろ選べます。パーティーのおまけのような手のひらサイズのミニブックだって作れます。


フォトブックは大きさや装丁もいろいろ選べて、思わず迷ってしまいそう。とくにハードカバーを採用したものは高級感があります。値段もちょっと高めですけれど……
[まりな] どういう方法で注文できるのか教えてください!
[一井] “iPhoto”上にある“Book”ボタンを押せばOKです。すると、本のサイズを選んだり、レイアウトを決められるようになります。仕上がりも画面上で確認できますし、写真の位置を入れ替えたり、明るさ補正といった加工することも可能です。もちろん、この作業は元の写真をいじらずにできますよ。購入はオンラインでクレジットカード決済となりますが、送り先を指定することもできるので、たとえば親戚に結婚式のフォトアルバムを贈るといった活用も可能です。
[まりな] 価格はどれくらいですか?
[一井] 一番小さなサイズ(8.9×6.6cm)で20ページのソフトカバー仕様が525円から作れます。もっとも高いハードカバーの大サイズ(28×21.5cm)なら、20ページで3675円となっています。オプションになりますが、最大で100ページまで作ることができます(ソフトカバー(小)は3冊からの注文になる。※詳しくはこちらを参照。
[まりな] 写真の取り込みや管理だけでなく、フォトブックの作成までサポートする“iPhoto”は使い方次第でいろいろ活用できそうですね。
[一井] “iPhoto”は画像管理ソフトというより、写真をどう楽しむがを考えるソフト。今回新しくなったバージョン5であれば、ヘビーなデジカメユーザーでも納得して使っていただけると思っています。
[まりな] よくわかりました!

実際にPowerBook G4を使ってみると、説明でもあったように“iPhoto”が便利なことこの上なし! 今までは撮影したデータをCD-Rに焼いて、写真屋さんに持って行き、紙焼きの形にしていましたが、“iPhoto”ならアルバム代わりとして十分に機能します。 これからテレビ番組のロケで海外に行ってきますが、現地でいろいろ撮影してこようと思います。帰ってきてから“iPhoto”に取り込んで見るのが今から楽しみです。

次回は“iPod”についてレポートしたいと思います。私がロケから帰ってくるまで待っていてくださいね。

当初、一部PowerBookがPowerBook G4と記載されているところがありました。ここにお詫びし、訂正いたします。

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