世界最大手のHDDメーカーである米ウェスタンデジタル社は27日(現地時間)、同社製のHDDに欠陥品があることを公表し、リコール(無償交換)に応じると発表した。
リコールの対象となるのは『WD Caviar』シリーズのうち、6.8GBのディスクを内蔵した全11モデルで、今年の8月27日から9月24日の間に製造された製品。それ以外のHDDでは問題ないとしている。
これらのHDDでは内蔵されているチップに不具合があり、使用後6ヵ月から12ヵ月のあいだにHDDが故障する可能性があるという。該当するHDDは約100万台が生産されており、その内の約40万台が出荷済み。
同社の日本法人であるウェスタンデジタルジャパンによると、該当するHDDは日本国内にはほとんど入荷されていない。OEM向けの製品については、同社とメーカーとの間で対策を協議するという。また、並行輸入で販売されているHDDについては、同日本法人では対応しないため、米本社に問い合わせてほしいとのことだ。
なお、該当するHDDの型番は以下の通り。
・WD64AA
・WD68AA
・WD84AA
・WD100AA
・WD102AA
・WD135AA
・WD136AA
・WD170AA
・WD172AA
・WD200AA
・WD205AA