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宇宙ステーションのロボットアームも操作可能

NECの技術は犯罪防止から宇宙まで

文● 岡本善隆/企画報道編集部

 NECグループは「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2008」が東京国際フォーラムで開催。NECが開発を進めているさまざまな技術が展示された。その中から興味深かったものをいくつか紹介しよう。

見ている人を判別して、 それに合わせた広告を表示

セキュリティ用顔認証
従来は顔認証によって、不審者の侵入を防ぐソリューションなどに用いられてきた

 まずは顔認識技術。顔認識技術の歴史は実は結構古い(NECグループでも15年ほど研究しているとのこと)。カメラに写る顔の映像から、あらかじめ登録された人物と同一かを判断し、セキュリティエリアへの入退室を制限するようなソリューションはすでに各社から実用化されているが、同社の技術ではさらに性別と年齢層(20代、30代など)を自動で判別する機能が付いているという。

 この技術を利用することで、たとえば女子寮の入口に設置することで男性が入ってくることを制限したり、また監視カメラに残された映像から、「男性30代」といった目撃情報からのふるい分けで犯人捜しの手間がある程度省けるようになる。

顔認識2顔認識技術によって、カメラの前に立っている利用者の性別と年齢層を検知して、最適な広告を出す

 また、この技術をセキュリティ関連だけではなく、街頭広告と組み合わせたソリューションでも展開する。具体的にはディスプレイとカメラが一体化した装置を用意し、ディスプレイの前に立った利用者の年齢や性別に合わせた広告を表示するといったものだ。また顔の動きから、視聴時間や広告への注目度の数値化も可能になっている。

 マスメディア広告の広告費が減少する中、屋外ビジョンや広告板といった屋外広告は堅調であるとともに多様化が進んでいる。ここにこれまで不可能だった効果測定を加えることで、新しい広告メディアを作り出そうという意気込みのようだ。

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