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A4インクジェット複合機

レビュー:Lexmark X4650 ワイヤレス・オールインワン

2008年08月11日 18時00分更新

文● 柴田文彦

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「とりあえずの1台」に最適! 無線対応で1.5万円の激安機


Netbbarrier X5 【SPEC】
開発/販売元●レックスマーク インターナショナル(株) 価格●オープンプライス(1万5000円前後)
http://www.lexmark.co.jp/

印刷解像度●4800×1200dpi 光学解像度●600×1200dpi インターフェース●USB 2.0、IEEE 802.11b/g、カードスロット 対応システム●OS X 10.3.9以上(Leopard対応) サイズ●幅459x奥行き331x高さ175mm 重さ●約5.3kg

【COMMENT】
1万5000円前後の複合機としては、豊富な機能を搭載している。ただし、価格相応の画質や印刷速度なので、期待のしすぎは禁物だ。

 レックスマーク インターナショナル(株)の「X4650」は、実売価格で1万5000円前後という低価格ながら、このクラスとしてはフルスペックに近い機能を搭載するA4インクジェット複合機だ。IEEE 802.11g対応の無線LAN機能を内蔵しているので、複数のパソコンで共有可能。もちろん、USB 2.0による有線接続でも使用できる。

X4650

複合機としてはボタンの数がかなり少く合理的な配置。モニターも2行しか表示されないので最初は戸惑うが、慣れればメニュー操作も苦にならない

 コントロールパネルには、視野角が広く、明るい場所でも視認性の高いシンプルな有機LEDパネルを採用。前面にはSD/CFカードを含む、幅広いメモリーカードに準拠したスロットとPictBridgeに対応したUSBポートを備えているため、カメラの画像を直接プリントするときに便利だ。

X4650

前面右下には、PictBridgeに対応したデジカメを直結して印刷するためのUSBポートと、各種カードに対応したメモリーカードリーダーを備える

 プリンターの最高解像度は、4800×1200dpi。ドラフトモードの印刷速度はモノクロ25枚/分、カラー18枚/分という仕様だ。CIS方式のスキャナーは光学解像度600×1200dpi。もちろんコピー機としても使えるが、両面印刷/両面コピー機能はない。また原稿自動紙送り装置(ADF)も装備していない。

 印刷画質や速度を考えると、品質にこだわらず、あまり頻繁には使わない家庭向け。ひと通りの機能を備えているので、明確な目的がないならこれ1台で十分だ。


(次ページに続く)

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