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炎天下もへっちゃら!? バイク乗りのための究極ウェア

2008年06月16日 16時54分更新

文● 小橋川誠己/アスキーネタ帳編集部

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 もうすぐ夏。ちょっと気が早いかもしれないが、いよいよアツい日々がやってくる。だが、そんなこれからの季節にとりわけ悩まされている人たちがいるという。それが、バイクを愛する(利用する)ライダーやバイカーの方たちだ。

 残念ながら筆者はライダーでもバイカーでもない(免許すら持っていない)のだが、エアコンはおろか屋根もなく、おまけにエンジンの熱が直接伝わってきそうな姿を思い浮かべると、その暑さは想像に難くない。

 そんなライダー&バイカーの皆さんのために、新発想のウェアを金沢のベンチャー企業、(株)ブイオーシーダイレクト(VOC)が開発した。その名もずばり、「バイクール」だ。名前からしていかにも涼しそう

バイクール

こちらが新発想のウェア「バイクール」

 バイクールは、肌に直接触れるシャツ(Tシャツなど)と、上着(ジャケットなど)の間に着用するベスト状のウェア。なぜ、これを着ると快適なのか?

 実はこのウェア、厚みのあるメッシュ状の特殊なニット素材を使用している。中空構造になっているので、シャツと上着の間に空気の流れる隙間を作ることができるのだ。つまり、バイク走行中、この隙間から通り抜けた風が汗をすばやく蒸発させることで、体の表面を冷やす仕組み、というわけだ。

バイクール

「バイクール」の仕組み。上着とシャツの間に隙間を作ってやることで風通しをよくする

 しかも、上着をバイクールで若干浮かせた状態になるので、日陰のような効果も得られるとのこと。同社では、バイクールの着心地を「日陰をTシャツ1枚で走る感覚」と説明している。

 この画期的なウェアを開発したのは、VOCの社長であり、金沢在住の発明家である砂原康治さん。もともと自動車派だった砂原さんだが、あるときからバイクに乗るようになり、そのあまりの暑さに驚いたのだとか。そこで、適当なウェアを探したが見つからず、自前で作ることにしたのがバイクールが生まれたきっかけだという。

 そうした、発明者の実体験から誕生したバイクールは、昨年6月に開始したテスト販売で「炎天下でも快適に走れた」といった高評価をユーザーから得た。現在販売中の2008年モデルはその改良版で、「生地カットの形状を改良し、動きやすい形になりました」(同社)という。

 価格は1万5000円(税別)。同社の直販サイトで購入可能だ。砂原さんは、「あの熱い夏の屋外を体験した方で、ほしい方が買ってくれれば」と呼びかけている。

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