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ダースベーダーが枯山水で戦闘!?

顔ちぇき!に学ぶ、ウケるモノ作りの心得

2008年05月30日 20時20分更新

文● 高橋暁子

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顔ちぇき!

 昨年、大ヒットしたケータイサービスに、ジェイマジック(株)の「顔ちぇき!」がある。

 ケータイで自分の顔写真を送信すると、どの有名人にどれくらい似ているかをパーセンテージで表示してくれるというサービスで、ブログやmixiなどで盛んに取り上げられたため、試したことがある人も多いだろう。2007年4月にサービスを始めて以来、約1年で累計利用者は9000万人を超した。

 日々、新しいサービスが生まれるウェブ業界の中で、人々に受け入れられるサービスを作るというのは、そう簡単なことではない。その作り手は、どんな考え方でサービス開発に望んでいるのだろうか? 顔ちぇき!立ち上げ時のメイン開発者である、ジェイマジックラボ シニアマネージャーの皆川卓也氏に話を聞いた。

皆川卓也氏 顔ちぇき!のシステムを開発した、ジェイマジックの皆川卓也氏


ダースベーダーが枯山水で戦闘!?


 唐突だが、まずは皆川氏が「最近見た中ではピカイチに面白い」と紹介してくれたYouTubeの動画からご覧いただきたい。


Parallel Tracking &Mapping for Small AR Worspace—extra


 このデモムービーは、現実の映像とCGを合成したものだ。何の変哲もない風景に突如巨大なキャラクターが出現したり(4秒から)、龍安寺にある枯山水の石庭に「スター・ウォーズ」のダースベイダーが現れて戦い始めたりする(58秒から)。

 顔ちぇき!との共通点は、同じ「コンピュータ・ビジョン」という分野の技術が用いられているということ。実は皆川氏は、このコンピュータ・ビジョンのうち、特に「画像認識」の最先端を学ぶために、週の2日は大学の博士課程に通い、3日は会社のラボで働くという「2足のわらじ」生活を送っている。

 先ほどの動画は、素人目には「リアルとCGの合成なら、今でもある技術で は?」とも思えてしまうが、いったいどこが最先端なのだろうか?


【コラム】顔ちぇき!は、どうやって顔を判別している?


 顔ちぇき!には、画像認識のいち分野である「顔認証」技術が使われている。顔認証は元々、本人認証などの用途を想定して開発されたもので、認証方法は技術によってさまざまな方式がある。


 顔ちぇき!では、沖電気の「FSE」(Face Sensing Engine)を顔認証エンジンとして採用している。写真から顔部分を検出し、パーツごとに数学的に変換をかけて特徴を抽出。事前に用意した画像データベースと照らし合わせて類似度を計算し、高いパーセンテージが出たら本人と認証される仕組みだ。

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