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3D CG作成ソフト

レビュー:Shade 10 Professional for Mac OS X

2008年03月02日 17時42分更新

文● でった☆

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インターフェースを大幅刷新した、節目を迎えた国産3Dソフト


Shade 10 【SPEC】
開発元/販売元●㈱イーフロンティア 価格●10万5000円(Professional版)、4万5000円(Standerd版)、1万円(Basic版) 
http://shade.e-frontier.co.jp/

対応システム●OS X 10.4.11以上(Leopard対応) 対応機種●PowerPC G4以上、またはインテルCPUを搭載したマック

【COMMENT】
見た目から変化し、初心者が操作しやすくなった。ベテランも今まで以上に手になじむ。この使いやすさを知ると元には戻れなくなる。


 「Shade」シリーズは累計50万本以上を販売する国内トップの3D CG作成ソフトだ。ベジェ曲線とポリゴンメッシュの両方から形状を作成できる使いやすさと、高品位なレンダリングで、ホビー用途からグラフィックデザイン・建築などのプロの現場まで広く利用されている。バージョン10の本作は大きな節目に位置づけられ、インターフェースの刷新をはじめ、多くの新機能追加や機能強化がなされている。

Shade 10
バージョン10で刷新されたShadeのインターフェース。(1)形状の作成や編集を行うツールボックス、(2)ポリゴンメッシュ編集用のメッシュツールボックス、(3)編集モードやマニピュレーター、各種設定の切り替えを行うコントロールバー、(4)形状を各種投影ビューで表示する図形ウィンドウ、(5)カメラ/光源/背景/材質/情報を扱う統合パレット、(6)形状を管理するブラウザー

 図形ウィンドウでは、4面図とも新規に配置されたオプションメニューから投影モードが自由に変更できるようになった。投影モード自体も前面・上面・右側面に加え、背面・下面・左側面を追加。

Shade 10
シェーディング表示した形状を上下と前後の4方向から表示。投影の制限がなくなり、形状の表裏にも容易にアクセスできるようになった

 カメラビューも同時に複数の表示が可能になり、シーンやポーズの確認がしやすい。

Shade 10
形状確認用と、アニメーション用、部分確認用のカメラの3つを表示したところ。セーフゾーンもカメラごとに設定可能だ

 文字だけだったコントロールバーがアイコン主体になったうえ、各種編集モードやマニピュレーターなどが配置されて素早い機能へのアクセスが可能だ。

Shade 10
アイコン主体になったコントロールバー。アイコンにマウスを重ねると説明が表示されるので、慣れない人でもわかりやすい

 編集モードも、「形状編集モード」以外に「オブジェクトモード」「マッピング座標編集モード」「ジョイント操作モード」「インバースキネマティクス操作モード」などが搭載され、すべてマウスだけで編集できる。

 また、形状の外寸を立方体で表示する「バウンディングボックス」やシェーディング時に常に正面から照らす「モデリングライト」を搭載。インプット系ではマウスホイールによる図面のスクロールやカメラ操作機能が加わり、マウスの直感的な操作に磨きがかかっている。  レンダリング速度は、9より多少遅くなっているものの、マイナーアップデートなどで改善できる範囲。

Shade 10
クロック周波数2.16GHzのCore 2 Duoを搭載したiMacで、レイトレーシングとパストレーシングのレンダリング速度を比較した。グラフはShade 9を100とした相対値。いずれもバージョン10のほうが若干遅い結果だ
Shade 10 グラフの測定に使用した画像。大きさは画素数は600x600ドット。この図版は10を使用してレイトレーシングでレンダリングした

 いずれにしても初心者にはわかりやすく、ベテランにはより使いやすい、理想的なパワーアップを遂げた一本といえる。


(次ページに続く)

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