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ウイルス対策ソフト

レビュー:Norton AntiVirus 11.0 for Macintosh

2008年01月29日 09時00分更新

文● 服部孔明

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使いこなすための運用上でのポイント


 本ソフトは、インストールするだけで自動保護機能を利用できる利便性があるが、少し手を加えるだけで使い勝手や安全性が増す、運用するうえでのコツがある。

 例えば、圧縮ソフト「DropStuff」で作成するSitX形式のファイルは自動スキャンできない。こういった場合は、任意のファイルを選び、手動でスキャンすればいい。また、ユーザー環境に応じてスケジュール設定の変更などは必要となるだろう。

Norton AntiVirus4

作業環境に合わせて設定できる「定時保護」。ウェブを利用するユーザーは「ホーム」フォルダーを毎日、システム全体は週1回に設定するといいだろう

 同一ディスクを何度もマウントした際、そのたびに始まるスキャンが煩わしいと感じたら、メニューバーに表示される「Norton Quick Menu」から一時的に自動保護機能を無効化すると便利だ。

Norton AntiVirus5

メニューバーから、自動保護機能のオン/オフを簡単に切り替えられる。一時的にオフにした場合は、あとでオンに戻すのを忘れないようにしよう。そのほか、脆弱性保護機能などの設定も可能だ


【Conclusion】
○  ほとんど設定を変更せずにセキュリティーレベルを向上でき、簡単に導入可能。ウィンドウズを対象にしたウイルスの検出/駆除にも対応している。

×  最新ウイルスへのアラート機能がないため、自身で能動的に確認しなければならない。詳細な設定変更にはシステム構成や設定ファイルといった知識が必要。

(MacPeople 2008年3月号より転載)


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