(株)レベルファイブは28日、“ナゾトキ・ファンタジー・アドベンチャー”「レイトン教授」シリーズ第2弾として「レイトン教授と悪魔の箱」を今月29日に発売する。発売にあたり同社は、東京・品川のエプソン品川アクアスタジアムにて、発売記念完成披露会を開催した。
レイトン教授シリーズは、プレイヤーが主人公「レイトン教授」となり、様々な場所で出題される「ナゾ」を解くことでストーリーが進んでいくファンタジー・アドベンチャーゲームだ。本作は3部作予定の第2作目に当たる作品で、前作と比較して2倍の容量のデータを使用している。また、ストーリーに合わせたナゾを新規作成され、前作を超える量が収録されている。シリーズに使用されているナゾは、千葉大学名誉教授で「頭の体操」の著者でもある「多湖 輝(たご あきら)」氏が監修している。
まず最初に代表取締役社長の日野晃博氏(ひの あきひろ)氏が登壇し、「レイトンシリーズは出荷本数144万本を達成した。2作品の合計数だが、1作目は2月15日に発売しているため、今年だけでこの数字を達成したことになる。さらに、年末に向けて200万本を目指してプロモーションに力を入れていく」と述べた。
製品の説明に続いて日野氏は、「今作品のコンセプトは「ナゾトキ×映画級」だ。物語のスケールと映画級の出演者をあわせ、あらゆる面で超大作の要素を持っている」と製品に対する自信を前面に出して語った。
完成披露会には、レイトン教授の声優を担当した俳優の大泉 洋さん、レイトン教授の助手の「ルーク少年」を担当した女優の堀北真希さん、今作のゲスト主演である「アンソニー」の声優を担当した俳優の大沢 たかおさん、ゲストヒロイン「カティア」の声優を担当した女優の大後 寿々花(すずか)さんが登場した。
まず最初にレイトン教授役の大泉さんは、「1作目では、キャラクターが定まらず、英国紳士だということで「ジェームズ・ボンド」を目指していました。でも今作では、社長から英国紳士を忘れて欲しいと言われた」と述べて来場者の笑いを誘っていた。
ルーク少年役の堀北さんは、「お芝居のような部分が今回はとても多くて、それが見所になっているんですが、ルーク役は1度やっているので、自分の中のルークをもう一度探して演じることで、わりとすぐに馴染めました」と述べたうえで、「2作目となり、ルークも精神的に成長しており、芝居的な部分も多かったので難しかった」と述べた。堀北さんは前作の披露会では、うまく演じられずに悔し涙と流したと語っていたが、2作目の演技には自信があるようだ。
アンソニー役の大沢さんは、「ゲームの声の吹き替えは始めてでしたが、ストーリーを読んでいるうちにゲームなのか映画なのかわかんなくなるくらいストーリーが奥深くて、すぐに好き(レイトンシリーズが)になりました」と述べた。
出演者に続いて、芸能界1のレイトンファンで「芸能界のレイトン応援団長」を自称する眞鍋かをりさんが登壇。
眞鍋さんは、「レイトン教授シリーズはホントに好きで、こんな形でレイトン教授とルーク少年に会えるとは思いもよらなかったので嬉しい」とのことで、「レイトン教授を楽屋などでやっていると、もう現場に行きたくなる。一足先に『悪魔の箱』も戴いてクリアさせてもらった」と述べて、レイトンフリークぶりを熱く語る。眞鍋さんが「一足先に悪魔の箱をクリアしたと述べた時には、会場内に“クリアするのが早い! ”と、どよめきが走った。ちなみに眞鍋さんは、ゲーム内のあちこちで入手できる、ヒントが聞ける「ヒントメダル」は残らず取るが、あえて使わずにクリアするという。
また披露会の最後には、悪魔の箱のテーマ曲である「iris~しあわせの箱」を歌っている歌手のSalyu(サリュ)さんが登壇し、舞台上で生ライブを披露した。