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オーディオキャプチャーソフト

レビュー:WireTap Studio ver.1.0

2007年12月03日 01時00分更新

文● 高橋 敦

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マックの音なら何でも録音! ロスレス/ライブ編集を実現


WireTap Studio 【SPEC】
開発元●米アンブロジアソフトウェア社 販売元●アイギーク(株) 価格●1万3400円(パッケージ版)、8820円(ダウンロード版)
http://www.igeekinc.com/

対応システム●OS X 10.4以上(Leopard対応) 対応機種●PowerPC G4以上、またはインテルCPUを搭載したMac

【COMMENT】
基本機能の成熟度が高く、新機能を活用すればポットキャスト作成も可能。手順に迷わずガンガン作業できるのは好印象だ。


 「WireTap Studio ver.1.0」は、同社のオーディオキャプチャーソフト「WireTap Pro」をベースに新しく産まれ変わった製品だ。基本機能はMacが再生/入力したあらゆる音声を録音すること。例えばボイスメモとして使いたいときは、録音対象を内蔵マイクに設定し、録音ボタンを押して話し始めるだけと実に手軽だ。

WireTap Studio

基本操作のフローティングウィンドウ。録音の開始/停止/一時停止などがある。囲みのボタンで「LivePreview」を開始する

 録音対象をSkypeやiChatにすれば、通話メモにも使える。スケジュール録音機能も用意されており、インターネットラジオの録音にも便利。録音したデータはライブラリウィンドウで管理され、FinderやiTunesなどへの書き出しが可能だ。

WireTap Studio

録音データは専用ライブラリに追加される。データを選択してウィンドウ下の「iTunes」や「iDisk」などのボタンをクリックすると書き出せる

 注目は、書き出し時の圧縮による音質劣化やエフェクターの効果をリアルタイム確認できる「LivePreview」と、録音後に加えた編集を何度でも復元できる「ロスレス編集」だ。

WireTap Studio

録音後に編集ウィンドウで削除した部分の上には三角のアイコンが表示される。ロスレス編集のため、そのアイコンをクリックすると削除された部分が表示され、復元ボタンで元通りになる

これらの編集や音質に関する機能強化は、例えばポットキャスト作成なども可能にする意欲的なバージョンアップといえるだろう。


(次ページに続く)

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