アニメ検定実行委員会が主催する「第一回全国総合アニメ文化知識検定試験」(通称:アニメ検定)が23日に開催された。受検会場となった東京都内の大学には全国から約1300人が集まり、受検した。後援は経済産業省、監修は有限責任中間法人日本動画協会。
「え、プレスも受検するんですか?」
アニメ検定は1~5級に分かれており、それぞれ1級=アカデミー級、2級=プロフェッショナル級、3級=スーパーファン級、4級=ノーマルファン級、5級=ビギナーファン級とレベルが設定されている。今回は3~5級の試験が行なわれ、3級には491名、4級は414名、5級に406名の合計1311名の受検応募があった。3級以上合格資格を必要とする1、2級検定は次回以降の開催となる。
試験は午前中に5級、午後に4級、3級と順に行なわれた。今回、最も難易度の高いレベルとなった3級には、ゲスト受検者(?)も登場した。挑戦したのは、お笑い芸人の鉄拳さんと指圧野郎さん。さらにグラビアアイドルの白岩英里子さん、駒宮美都季さんの2人と、秋葉原のメイドカフェからもメイド店員4名が参加した。3級受検に先駆けて、インタビューとフォトセッションも行なわれた。
鉄拳さんは「(いつも額に描いている)鉄拳の“拳”が、検定の“検”です」と意気込みを見せた。指圧野郎さんは「ロボットアニメが大好きで、サンライズ系には自信があります」と、得意分野をアピールした。アニメ検定にちなんだトークイベントなどにも出席していた白岩さんや駒宮さんも、「問題集で勉強しました。精一杯がんばります」と語った。また、メイドさんの中には「メイドとしては負けられません!」と意気込んで見せる方もいた。
その後、ゲスト受検者とともにプレスの面々も同じ会場で体験受検することとなった。直前まで受検するつもりはなかった筆者だったが、有無を言わさず受検という雰囲気に押され、そのままの流れで3級を受験することに。っていうか「強制受検}ですか? プレスの中には、なぜかメイド・コスプレで参加している男性 (!)もおり、一種異様な空気の中での受検となった。
当たり前のことだが、進行は試験官の元で至って真面目に行なわれた。途中退席した場合は受検終了となるなど、当然のことながら厳しい注意事項の説明が行なわれた後で、試験官の「始めてください!」のかけ声とともに、四肢択一のマークシート式試験がスタートした。