使用感を忠実に再現する確かな同期精度
同期機能の設計精度は高い。例えばiCalで作成した繰り返しの予定やアラーム、添付メモなどが正確に反映されるのはもちろん、複数カレンダーの同期にも対応する。カレンダーはスマートフォン側でも独立しており、iCalと同じ感覚で利用できる。
スマートフォンの「予定」ではiCalのように色で分ける表示はできないが、iCalのカレンダー名に相当する「フィルタ」を変更することで複数のカレンダーを切り替えて閲覧できる
アドレスブックも個々の連絡先に張り付けた画像や名前の読み、グループなども同期可能で、ごく一部の項目を除き、欠落はなかった。Entourageとの同期精度も同様に良好だ。
ニックネームや旧姓の同期には未対応、住所は最大3カ所といった制約はあるが、実用上問題になるケースはほとんどない
【Conclusion】
○
iCalの複数カレンダーやアドレスブックのグループ、名前の読みを同期可能。QuickTimeが対応する動画をMPEG-4形式に変換し、転送できる点もうれしい。
×
フォルダーの同期やiTunesのプレイリストの同期に不具合が起きる場合があった。多機能な半面、前のバージョンに比べて遅いと感じることもある。
（MacPeople 2007年12月号より転載）
