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パノラマ写真作成ソフト

レビュー:ArcSoft Panorama Maker 4 Pro

2007年10月20日 00時01分更新

文● 倉田吉昭

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たったの3ステップで自然なパノラマ写真が完成


ArcSoft Panorama Maker 4 Pro 【SPEC】
開発元●米アークソフト社 販売元●(株)ジャングル 価格●9240円
http://www.junglejapan.com/

対応システム●OS X 10.3以上 対応機種●PowerPC G4以上、またはインテルCPUを搭載したMac

【COMMENT】
標準レンズだけでも広角写真を仕上げられ、景色を360度見渡せる写真が簡単に出来上がる。写真表現の幅を広げたい人にお勧めだ。


「ArcSoft Panorama Maker 4 Pro」は、複数の写真を組み合わせてパノラマ写真を作成するソフトだ。パノラマ作成機能は「Adobe Photoshop Elements」にも備わっているが、本ソフトは自動結合の処理や色調補正の精度が高く、より高品質なパノラマ写真を作れる。

 操作は簡単で素材となる写真と、「水平」「垂直」、両端も結合する「360度」、縦横両方向に結合する「タイル」──の4タイプから選ぶだけでいい。

ArcSoft Panorama Maker 4 Pro
一連の写真のどれか1枚をクリックすると、自動的に関連する写真を認識するため大変簡単。iPhotoライブラリを直接閲覧できれば、なおよかった
ArcSoft Panorama Maker 4 Pro
パノラマタイプを「タイル」にすれば、縦と横方向に写真を組み合わせてパノラマ写真を作成できる。読み込んだ写真の並びはドラッグ&ドロップで変更可能。並べ替えが完了したら「スティッチ」ボタンを押すと完成する

あとは自動的に写真を結合し、パノラマ画像を作成してくれる。自動処理でも十分な出来栄えだが、仕上がりが気に入らない場合は手動でも調整できる。

ArcSoft Panorama Maker 4 Pro
結合がうまくいかずに段差などが発生した場合は、画面下に表示される「マニュアル」ボタンから手動で調整可能。マーカーで示された3カ所の重複点を指定して補正しよう

 パノラマの素材は、写真の4分の1程度が重なるようモニターを見ながら撮影していけば、満足のいく素材になる。三脚がある場合は三脚を使い、ない場合はカメラを持った腕を振るのではなく、カメラを支点に撮影者が回るようにするとズレの少ない写真が撮れる。

 パノラマ写真の魅力は、広角に弱いカメラでも画角の広い写真を擬似的に表現できる点だ。また、視点を動かして対象物をさまざまな方向から眺められるVRムービーも作成可能。臨場感のある映像をブログなどで公開してもいい。

 パノラマ写真を銀塩カメラで撮るには特殊な機器が必要なため一般ユーザーには縁がなかったが、デジタルなら普通のカメラでも撮影できる。さらに、写真のつなぎ目を自然に処理するといった難しい技術を要求されることもなく、クオリティーの高いパノラマ写真を作れるのだ。初心者から上級者までデジカメをもっと活用したいと思っている人にお勧めしたい。


(次ページに続く)

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