モバイル放送(株)は24日、衛星デジタル放送サービス“モバHO!”(モバホ)と地上デジタル放送を視聴できるワンセグチューナーを内蔵したポータブル衛星放送受信機『MBR0501A』を5月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。予想実売価格は約2万円。モバHO!を視聴するには別途加入が必要。すべてのコンテンツを受信する場合は2480円、映像系のコンテンツのみ受信する場合は1780円。
MBR0501Aは、ワンセグTV放送(13~52ch)と、モバHO!に対応したポータブル衛星放送受信機。解像度が320×240画素(QVGA)の3.5インチTFT液晶パネルを搭載し、従来機種((株)東芝製のモバイル放送受信機『MTV-S10』)と比べて、重量を約180g(従来は約320g)に軽量化を図ったほか、内蔵バッテリーでモバHO!の連続受信が約4時間、連続再生が約8時間、ワンセグの連続受信が約7時間行なえるのが特徴。卓上クレードル(別売り、1万円前後)を利用すれば、オーディオ機器に接続して音声をステレオで再生できる。EPG予約や時間指定予約も可能で、予約指定は最大10件まで行なえる。同社では、8月頃にソフトウェアのアップデートを自動で行ない、モバHO!のデータ放送にも対応する予定としている。
本体サイズは幅124×奥行き18.2×高さ75mm。出力端子として、映像出力(コンポジットビデオ、ミニジャック)、イヤホン出力(ステレオミニジャック)を装備し、外部アンテナ接続端子も搭載している。録画・再生用に、miniSDメモリーカードスロット(2GBまで対応)も備える。電源はリチウムイオンバッテリーパックやACアダプター(DC5V)を利用する。消費電力は1.8W(バッテリー使用時)。ACアダプター、“モバHO!アタッチメントアンテナ”、ヘッドホンなどが付属する。
併せて同社では、米Major League Baseball(MLB)から、メジャーリーグベースボールの2007年から2008年シーズンの2年間のモバイル放送権を取得したと発表した。2007年シーズンは、5月1日からレギュラーシーズンゲームを毎日1試合、ポストシーズンゲーム(ワールドシリーズ含む)を全試合の放送を予定している。