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【PanaSpot・フォトレビュー】パナセンス“タッチ&トライ イベント”で注目の新モデルを目撃!!

Let'snote R3

2004年04月30日 00時00分更新

文● 編集部 内田泰仁

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B5サブノートを中心としたラインナップでコアユーザーに根強い人気の松下「Let's note」シリーズ。2001年夏以来久々のラインナップ更新となるこの春モデルでは、ジャストB5サイズの新設計モデル「Let's note PRO R1(ネット販売および法人向け)/Let's note LIGHT(店頭販売向け)」が登場した。これまでのLet's noteのイメージを打ち破る斬新な本機だが、従来どおり「モバイルでの使いやすさ」には強いこだわりを見せている。

約2年ぶりに全面モデルチェンジとなった『Let'snote R3』。バッテリー駆動時間は従来の2倍に迫る約9時間に大幅延長されたが、重量は約990gを維持。モバイルノートに欠かせない能力、バッテリーと軽さをさらに追求した製品だ。

松下電器産業の製品情報や購入情報は、“ASCII24 PanaSpot”に詳しく紹介されています。

約2年前、B5サイズの“Let'snote”の新ラインナップとして誕生した“Let'snote R”シリーズ。初代のR1、その1年後に登場した2代目のR2と、デザインの大幅な変更は行なわれず、スペックの更新が主なバージョンアップ内容というモデルチェンジが続いていた。4月21日に発表された第3世代目にあたる新モデル『Let'snote R3』は、これまでのRシリーズの特徴をそのままに、新しいデザインと更なる性能の向上を果たしている。今回は、4月24日に秋葉原で開催された“タッチ&トライ イベント”にて撮影した『Let'snote R3』の写真を中心に、その特徴を紹介する。

左が今回の新モデル『Let'snote R3』、右は従来モデルの『Let'snote R2』。キーボード、ポインティングデバイスのボタンのデザイン変更が特徴的だ。

蓋を閉じたところ。左がR3、右がR2。本体幅が若干小さくなったことと、天板のデザインが変更になっているのがわかる。またR3は従来モデルよりやや丸みを帯びたデザインになっている。

天板のデザインが一新され、見た目にも変化がすぐわかるR3だが、旧モデルと比較すると、本体サイズ(横幅)がわずかに小さくなっている。また、本体前面左にある電源スイッチにはLEDが内蔵されており、電源投入時は青く光るというギミック付きだ。

R3(写真左)とR2(右)を横から見比べたところ。写真では若干わかりにくいが、本体底面と机の間の“隙間”の大きさが新旧モデルでは大きく異なっている。

裏返して斜め上から見たところ。バッテリーパックのサイズが大きくなり、底面がほぼ平らになり、真横から見ると楔形に近いデザインとなっているのがR3の特徴だ。

バッテリー駆動時間は従来の約5時間から約9時間(いずれもJEITA測定法1.0)に大幅延長されているが、これはバッテリーパックの大容量化(容量は従来の1.5倍)によるところが大きい。新旧モデルの側面と底面を見比べると一目瞭然だが、従来モデルでは、平らなところに置いたときに底面と平地の間に“隙間”ができていたが、新モデルでは、バッテリーパックの大型化とこれにともなう本体底面のデザイン変更により、この“隙間”がほとんどなくなっている。なお、バッテリーパックの大型化は図られているが、本体重量は前モデルと変わらない約990g。デザインの細かな変更まで含めて、ギリギリまで各所の設計とデザインを煮詰めた結果だろう。

左側面。ACアダプター端子、変換コネクターなしで接続できるディスプレー出力端子、モデムと有線LANのコネクター(ゴムパッキンで蓋がされている。従来は別々に蓋が付いていたが、今回は2個まとめて1個の蓋に変更されている)、USB 2.0ポートが並ぶ。

右側面。こちらにはPCカードスロットとSDカードスロットが装備されている。PCカードスロットの直下にSDカードスロットが置かれているので、従来よりややアクセスしにくいか。ちなみに手前側のスペースには無線LANのアンテナが内蔵されている。

本体前面。青く輝いているのが電源スイッチ。この電源スイッチの光、実は液晶ディスプレーの輝度と連動して明るさが変わるという小ネタが仕込まれている。

この夏のLet'snote各モデルでも、ASCII24&パナセンスコラボレーションカラー“ギャラクシーブラック”をはじめとするオンライン限定のカラー天板は健在!

CPUは超低電圧版Pentium M-1.1GHz、チップセットはIntel 855GME、メモリーは256MB、HDDは40GB。通信機能としては、10BASE/100BASE-TXの有線LANとIEEE 802.11b/gの無線LAN、56kbpsモデムを搭載する。また、オンライン販売限定でHDD60GBモデルも用意される。また、オンラインモデルでは今回もマイレッツ倶楽部&ASCII24コラボカラー“ギャラクシーブラック”をはじめとするカラー天板への変更も可能だ。





通常モデルのキーボード。

こちらは新オプションの“ローマ字すっきりキーボード”。文字キーのキートップからひらがなの印刷がすべて取り除かれている。ちなみに、キーの印刷にはレーザー印刷技術を使用しているので従来よりもプリントが消えにくいとのこと。

“ローマ字すっきりキーボード”のアップ。最近の日本語入力はローマ字入力が主流なので、ひらがな表示は必要ないという人も多いはず。見た目もシンプルでなんとなくカッコイイ。

そして! オンラインモデルでしか手に入らないオリジナル要素として、今回から“ローマ字すっきりキーボード”が追加された。これは、一般的な日本語キーボードの文字キーから“ひらがな”のプリントを廃したもの。いわゆる英語配列キーボードではなく、基本的には日本語キーボードだ。キートップからたった1文字消えただけではあるが、見た目の変化は大きく、非常にスッキリとした印象を受ける。“ほかの人との違い”を求める方は、カラー天板と併せて、ぜひチェックしてみていただきたい。

1.5倍の容量を持つバッテリーパックを新たに搭載したことなどにより2倍近いバッテリー駆動時間を実現し、にもかかわらず従来と変わらない本体重量を維持してきたあたりは“モバイル性能”をひたすらに追い続けてきた松下ならではの進化。今流行の“テレビ/ビデオ機能”をはじめとするホームエンターテインメント的機能や、“圧倒的な薄さ”“驚きの小ささ”のような非常にわかりやすい尖がった派手さこそないものの、実際に持ち歩いて使う上でなによりも重要な“軽さ”や“バッテリー駆動時間”は、モバイルノートフル活用派には嬉しいところだ。

Let'snote R2の基本スペック
CPU 超低電圧版Pentium M-1.1GHz
メモリー 256MB(最大768MB)
チップセット Intel 855GME
液晶 10.4インチTFT、1024×768ドット
グラフィックスチップ チップセット内蔵(ビデオメモリー最大64MB、メインメモリーと共用)
HDD 40GB/60GB
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11b/g)、有線LAN(10/100BASE-TX)、56kbpsモデム(V.90対応)
インターフェース PCカードスロット(TypeII×1)、SDメモリーカードスロット×1、USB 2.0×2、外部ディスプレー出力(アナログRGBミニDsub-15ピン×1)、マイク入力×1、オーディオ出力×1
サイズ 幅229×奥行き183.5×高さ41.6mm(最薄部24.2mm)
重量 約990g
バッテリー駆動時間 約9時間(JEITA測定法1.0)
OS Windows XP Professional SP1a
オフィスアプリ Microsoft Office Personal Edition 2003(HDD 60GBのみオプションで追加可能)

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