毎年楽しみにしているイベントの一つに、クリエイティブの祭典「Adobe MAX」があります。今年はiPad向けのPhotoshopの正式リリースに続いて、IllustratorもiPad版が登場することが明らかになりました。またPhotoshop Cameraは、Adobeを知らない若い世代に訴求しそうです。
しかしその前に、とんでもない状況に遭遇してしまいました。
1時間遅れて着いたロサンゼルス空港で、ホテルまでの移動のためにUberを拾おうとしたときのこと。そもそもこの空港は巨大なU字型の導入路になっており、ひどい渋滞で車の身動きが取れないことで有名でした。
それでも、そのU字型の中で空港までのお客を降ろして空になった車を捕まえることができたので、Uber自体の待ち時間は5分程度で済むというのが実情でした。
ところが、10月29日から、新しいルールが始まっていたのです。
UberとLyftのクルマだけを隔離した「LAXit」は”許しがたい”
Uberアプリを開くと、謎のコードと3A乗り場へ行くよう指示されます。ターミナルにも柱番号3Aというものがあるのですが、行ってみると、そこはピックアップ場所ではありませんでした。
大抵のケースでは、Uberを呼んだら、ピックアップしてもらうポイントに時間までに行かなければならないので焦るものですが、割り当てられた車の車種やナンバープレートも送られてこず、配車に失敗しているのかと思っていました。ここでの状況を理解するまでかなりの時間を要してしまいました。
ロサンゼルス空港におけるUber/Lyft/タクシーの新しい乗り場は、「LAXit」(「エルエー・エグジット」と発音します)は、ターミナルから5分ほどシャトルバスに乗った場所にあり、まずはそこまで移動しなければなりません。
そして移動した先には、何レーンもの車のレーンがあり、そこにUberやLyftの膨大な車列があり、車を待つ途方もない人の列が広がっていました。
1時間遅れた飛行機が午後6時に到着し、混んでいるイミグレーションをなんとか1時間弱で切り抜けた先で、勝手のわからないLAXitの新ルールを理解し、たどり着いた先には1時間の行列だったのです。
意気消沈するも、目的地にたどり着かなければなりません。1時間の行列を経て、車に乗る番になり、Uberアプリに表示された6桁の数字をドライバーに伝え、無事設定してあったホテルまでたどり着くことができました。
タクシーの運転手はこのLAXitの中に入るまでに30分ほどかかり、乗客はLAXitにたどり着いてから1時間かかる。どう考えてもU字型ターミナル間道路の渋滞の方がはるかにマシで、新しいルールは誰にとっても許しがたいものでした。
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